幸せを考察する

「命の器」

4回前3回前のブログ記事は、 「命」とは何か?ということについての「考察」でした。 その際に、 電子書籍で参考文献を探していたところ、 小説家の宮本輝さんの「命の器」というエッセイ集に目がとまり、 レビューの評価も素晴らしかったので購読してみま…

「人生」を「旅」と思えば「ハレ」やかだ

「人生」を「旅」と思えば、 いろんな「執着」を捨てられます。 「執着」から解放されるから、 「人生」を楽しめるし、 「人」にも優しくなれ訳です。 私は「ポケモンgo」をやっています。 バカにする人もいるかもしれないけど、 「人生」を「旅」と捉えるな…

「希望」をコントロールする

今日は「希望」を考察してみます。 私は、「希望」の有無で「幸不幸」が明確にわかれると考える次第です。 「希望」=「幸せ」と言っても過言ではないと思います。 それは、私の人生経験から来た経験則です。 私が「うつ状態」の時には、私の中に「希望」は…

「精神的免疫」

1万件以上のリツイートと「いいね」をとったツイッターのつぶやきが ネット記事で紹介されていました。 ultravioletさんという方のつぶやきです。 以下、引用します。 自己肯定感を「自分は凄い人間だ!と思うこと」と勘違いしている人は多いが、 そうではな…

「知識」との「幸せ」な遭遇

私はもともと「生物」が好きでした。 高校時代には、 興味のあるところから片っ端に「生物」に関する本を読んでいました。 しかし私は、学校の授業の「生物」は嫌いです。 例えば授業では、細胞の構造を覚えさせられます。 ゴルジ体?リボソーム?リソソーム…

「子どもの2大行動原理」

前回の記事で、大切なことに気づけたので、 今回は同じテーマをもう少し深掘りします。 (前回ブログ:「不幸」の反対は、本当に「幸せ」なのか?) 今回追っているテーマは、ぶっちゃけると「逃げ」に関することです。 「逃げ」ても「幸せ」になれない。 こ…

「不幸」の反対は、本当に「幸せ」なのか?

「不快」から遠ざかっても、不思議なことに「快」にはなりません。 「苦しい」ことから遠ざかっても、 「楽」にはなりますが、「楽しく」はない訳です。 思うに、「不幸」と「幸せ」は同じ軸線の上にないように感じます。 「不幸」が全くない生活をしていて…

アスファルトをついばむスズメは何を食べているのか?

5年間ずっと不思議に思っていた光景がありました。 それは、スズメの群れが車道のアスファルトにいて何かを一生懸命ついばんでいる姿です。 車が来ると一旦その場を離れるのですが、 車が通りすぎるとすぐその場に戻って、ついばみを再開します。 何もないア…

「態度価値」とは、「人生」の主人になること

ユダヤ人としてアウシュビッツに収容され、 その地獄の環境における人間観察を描いた「夜と霧」という世界的なベストセラーがあります。 まだ読まれていない方がいらっしゃいましたら、 是非一生に一度は読むことをオススメする本です。 この本は1991年のア…

ゼロベースの「幸せ」

人は、日々生きているだけで「幸せ」って思うことができるのでしょうか。 私は可能だと考えます。 それを理解する考え方が、 「夜と霧」の著者であるヴィクトール・E・フランクル博士の提唱するフランクル心理学です。 博士は、「幸せ」の3要素を「体験価…

ジェレミ・ベンサムの「功利主義」

以前に、 マイケル・サンデル博士の「これからの正義の話をしよう」(早川書房)という書籍が 流行りました。 私も読み、感動した次第です。 「この本には、世界の全てが書かれている」と、感じました。 そこで提示されているのは、哲学の話。 哲学と言って…

「実力」は見せるものでなく、発揮するもの

自分の「実力」というものは、 実際に「環境」に飛び込んでみないとわからないものです。 そういう意味では、ニートの方はもったいない。 飛び込むまでは、自分の本当の「実力」がわからないから。 また自分の「実力」というものは、他者に聞くものでもあり…

「心」のエネルギー政策

私はここ1ヶ月の仕事で、 自身のエネルギーを最大限に出力できる状態から、 自身のエネルギーが出力不能になる状態まで、 両極端の状態を体験しました。 この落差からの気づきは、貴重でした。 まず双方の状態を比較すると、 エネルギー最大限の状態の方が…

「心」の「型」

「生き方」を学んでいくには、 「知識」と「考察」と「経験」が必要だと考えます。 いくら「知識」を仕入れて「考察」を重ねたとしても、 「経験」という実践がなければ、 「絵に描いた餅」にしかならない訳です。 企業家の「人生哲学」が的を射ているのは、…

繰り返しているのか?積み上げているのか?

たびたび出している例で恐縮ですが、 ソ連の強制収容所では、 収容者に穴を掘らせては埋めさせるという苦役がありました。 苦労して自分の掘った穴をまた自らの手で埋めるという、 無為な労働に、収容者の精神はやられてしまう訳です。 「心」というものは、…

ゲゲゲの幸福論

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんが、 11月30日に満93歳で亡くなられました。 水木しげるさんと言えば、もちろん妖怪です。 おそらく多くの日本人がそうであるように、 私も子どもの頃は、水木しげるさんが描く妖怪の世界をワクワクしながら見てい…

「オズの魔法使い」vs「幸せの青い鳥」

「オズの魔法使い」が映画化されたのは、1939年のことです。 この映画はアメリカのMGMによって製作され、 1939年のアカデミー賞では主役のジュディ・ガーランドが特別賞を受賞しました。 (ウィキペディアは、こちら) MGMの「オズの魔法使」の成功へ…

「長い箸」

仏教での有名な講話「長い箸」。 死後、極楽に行った人も地獄に行った人も、 皆食事は1メートル以上の長い箸を使って行うというものです。 極楽の人達も地獄の人達も、その箸で食事をするのですが、 箸が長すぎて、箸でつかんだ食べ物を自分の口に入れること…

「感想文」を書ける一日

ここ最近、「人生」とは「味わう」ものであり、 「幸せ」は「味」であるという推論を進めています。 そして「人生」の「味」とは、「感想」であると考えている次第です。 ですから日々、素敵な「感想文」を書けるような一日を過ごせば、 「人生」は「幸せ」…

「幸せ」の味

昨日の続きです。 昨日私は、「人生」は「味わう」ものだと描きました。 五感のうち、なぜ「味覚」なのかと言うと、 「人」と「人生」の関係性をイメージすれば、すぐにわかる話です。 「体」が、「食べ物」を自分に取り入れて成長するように、 「心」は、「…

「人生」は噛みしめる。

花は、鼻で香るもの。 鳥は、耳で愛でるもの。 風は、肌で涼むもの。 月は、目で楽しむもの。 ・・・ちょっと無理矢理まとめた感がありますが、 人は何かの対象に対して、五感を使って感じ取ります。 では「人生」は、どのように感じ取っているのでしょうか…

「アドラー心理学」における「信用」と「信頼」

先日から、 「嫌われる勇気」というベストセラー書籍の内容のご紹介をしています。 フロイト、ユングと並び、心理学の3大巨頭と言われている アルフレッド・アドラーの思想を対話形式でわかりやすく解説している本です。 (「アドラー心理学」のウィキペデ…

「憎しみ」への処方箋

「人を呪わば穴二つ」 あなたは、この言葉の意味をどのように捉えていますか? 「人に害を為そうとするとバチが当たる」というような、 「悪事には報いがある」というふうに捉えている人が、多いのではないでしょうか? それは実際に正しくて、 故事ことわざ…

「愛」の反対は「無関心」(パート2)

「愛」の反対は「無関心」 マザー・テレサの有名な言葉ですが、 この言葉は、実に普遍的に使える言葉です。 様々な場面で、この言葉に出くわしますし、 様々な「考察」の帰結として、この言葉に辿りつきます。 この言葉については、ちょうど1年前の過去ブロ…

「世界」は、「謎解き」?

私は、人間は以下の3つから構成されると考えています。 「本能・欲望(Gene)」 「心・自我(Self)」 「外部情報・価値観(Meme)」 (「本能・欲望(Gene)」と「外部情報・価値観(Meme)」について詳しくは、 過去ブログ「ジーン(Gene)とミーム(Meme…

カ〜ラ〜ス〜、なぜ鳴くの?

古い話で恐縮ですが、 昔「カ〜ラ〜ス〜、なぜ鳴くの?カラスの勝手でしょ〜♪」という、 志村けんさんのギャグがありました。 ユーチューブを観て頂くとわかりますが、 当時の子ども達から絶賛のギャグでした。 私も当時テレビの前で一緒に唄っていたのを思…

現時点の「幸せ」の定義

私は4年半、「幸せとは何か?」ということを「考察」しています。 それは、「家族と一緒にいるとき」とか、「仕事明けに美味しい牛乳を飲むとき」とか、 そういうパーツパーツを集めて全体を推察するという手法でなく、 もっと根本の「世界とは何か?」「自…

「人生」の「後半戦」を生きる

先日『「人生」の「前半戦」と「後半戦」』というブログを描きました。 今まで42年間生きてきて、体得した話です。 多分、若い人には見えづらいこと。 だからこそ、今「苦しみ」の中にいる人、特に若い人達に伝えたいと想い、描きました。 「人生」との向き…

「自分への関心」「相手への関心」

先日このブログで、 「嫌われる勇気(岸見 一郎/古賀 史健:著)」という 70万部販売のベストセラー本の内容を一部紹介しました。 『「正しい」は、危険物』という記事です。 この本は、アドラー心理学という心理学を対話形式で説明しています。 アドラー心…

朝日に「幸せ」を観た

前々回のブログでも描きましたが、私は最近「日の出前」に目を覚ましています。 そして「日の出」と共に散歩をすることが、習慣になりつつあるのです。 散歩していると、よくブログネタを思いつくので、 その都度立ち止まってスマホにメモをします。 そうい…