生物

鳥はなぜ鳴くの?

朝の鳥達の声。 私は、とてもさわやかで大好きです。 鳥は、他のどんな生物よりも、よく鳴きます。 しかも、遠く前聞こえるような大きな声で。 「雉(きじ)も鳴かずば撃たれまい」という言葉があります。 これは、 雉は鳴かなければ居所を知られず、猟師に…

渡り鳥のように、格好よく「逃げる」

中国拳法には、形意拳と呼ばれる武術があります。 その中に、 十二形拳と呼ばれる十二種の動物の意を表した型があるそうです。 (龍形拳、虎形拳、猴形拳、馬形拳、黽形拳、 鶏形拳、鷂形拳、燕形拳、蛇形拳、 鳥台形拳、鷹形拳、熊形拳) またその他にも、…

ジーン(Gene)−生命の本質の半分−

私は「本質」が大好きです。 「本質」を押さえれば、戦略や戦術を立てることが可能となります。 ですので「人生」を生きる上で、「本質」を理解することは非常に重要なのです。 私は、まだまだその境地に達していませんが、 「人生」や「世界」の「本質」を…

ダンゴムシに「心」はあるのか?

「世界」とは何だろう?「生命」とは何だろう?「心」とは何だろう? 私の頭の中には、常にこういった「疑問」が存在しています。 この常駐している「疑問」は私の「アンテナ」の役割を果たし、 情報キャッチの感度を強く高めるのです。 例えば書店に行った…

クジラの恩返し

動物は、よくもわるくも人間よりもシンプルでストレートな存在です。 彼らの純粋な行動は、 「忠犬ハチ公」や「盲導犬サーブ」のように、 時に私たちの寝ぼけた「心」を、目覚まし時計のように呼び覚ましてくれます。 そして、そうした時に私たちは忘れてい…

人間の男の子を助けたゴリラ

生命は弱肉強食の冷酷な地獄を生き抜き、 進化の果てに「共感」という能力を手に入れました。 「共感」を持つ生命は、ほ乳類と鳥類。 例えば、マウスの「共感」の話。 レバーを押すとエサが出る装置を学習したマウスがいました。 ある日そのマウスは、そのレ…

フクロテナガザルの「幸せ」の唄

マレーシアに、「幸せ」の唄を歌う猿がいます。 その猿の名は、フクロテナガザル。 この話は、「共感の時代へ(フランス・ドゥ・ヴァール著)」という書籍に載っていました。 動物行動学の観点から動物の持つ「共感」を解き明かしているお勧めの本です。 さ…

「共感」の時代へ

私は、「優しさ」とは何か?ということを、ずっと考えてきました。 このブログでも、様々な考察を重ねてきた次第です。 「優しさ」って、とても不思議なものだと思いませんか? この「世界」には「資源」が限られているので、 生物間で「競争」が起こること…

「とんぼ」の眼鏡は・・・

会社への出勤時、家の植木に来客がありました。 羽に特徴がある「とんぼ」。 後で、名前を調べようと携帯で撮影しました。 会社から帰ってインターネットで調べてみたら、 「コノシメトンボ」というトンボのようです。 ウィキペディアはこちら。 日本全国に…

節足動物界の忍者。ヤツは「糸」を使う。

今日、久しぶりに皇居ランをしました。 今回の皇居ランで気づいた自然の変化は、 クモの巣があちこちに張られていたことです。 季節的に、「クモ」の子がわぁって散らばって、 一斉に巣をつくり始めたんじゃないかなと予測しています。 家に戻り、今日も、日…

人間とおしゃべりする動物

以前、「手話」で人間と会話をするゴリラ「ココ」をブログで紹介しました。 なんと今回は、「言葉」で人間と会話する動物を紹介します。 彼の名前はアレックス。 鳥のオウムです。 「なんだ、オウムか」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。 確かに、…

怪しい存在感のオオミズアオ

今日は、お客様を訪問する途中の道で、 手の平よりも少し小さいくらいの存在感のある蛾を見つけました。 その存在感に感心した私は、 さぞ名のある蛾であろうと写メを撮り、後で調べることにしました。 調べた結果、この虫は「オオミズアオ」と言って、 北海…

遺伝子(種)と命(個)の闘争

世界には、2つの大きな解明すべき仕組みがあります。 すなわち、 「この世界の仕組みの解明 by物理学」と 「私たち生命の仕組みの解明 by生物学」です。 私は、両方共に興味がありますが、 今日は生物について描きたいと思います。 以前、ハキリアリのこと…

「とどのつまり」の出世魚

「とどのつまり」 この言葉、聞いたり読んだりしたことがありますか?Yahoo辞書によると、 「いきつくところ。結局。多く、思わしくない結果である場合に用いる。」とのことです。 使い方は、「とどのつまり、パーティーは延期になったよ」とかです。 さて、…

永遠を生きるクラゲ

ベニクラゲって知ってますか? 手塚治虫の「火の鳥」のごとく不老不死のクラゲです。 彼らは、老化して体が弱ってくると、 48時間をかけて受精卵に近い状態まで戻り、 そこから成長してまた大人になるということを、 延々と繰り返すらしいのです。 何千年…

泣いたゴリラ

世界で始めて人間と手話で会話したゴリラ。 それがココです。 ココはメスのローランドゴリラ。 生後3ヶ月で病気にかかっている時に、 パターソン博士と出会い手話を教わりました。 そしてなんと1000語もの単語を習得したココは、 手話でパターソン博士と会話…

久方の光のどけき春の日に

実は、最近バタバタしていてサボっていた皇居ラン。 昨日の朝、ようやく何とか再開することができました。 というのも、職場の仲間が朝トレーニングジムに通っているのですが、 彼が前日深夜に帰宅したにも関わらず翌朝トレーニングジムに行ったという話を聞…

人間以外に農耕と牧畜を営む生き物がいます

我々人間以外に、農耕や牧畜を営む生き物がいることをご存知でしょうか? その生き物の名前は、ハキリアリ。 彼らは、上の写真にもあるとおり葉を顎で切り取ってせっせと巣穴に運び込みます。 何のために葉を巣穴に運び込むかというと、 アリタケというキノ…