「幸せ」は、「休日to do」の中に

「to do」ってご存じでしょうか?
パソコンやスマホが非常に普及している現在では、
利用されている方も結構いらっしゃると思いますが、
簡単に言えば「やることリスト」のことです。
 
やることを書き出して、完了したら消していく。
 
これをやっていくと、「やること」をついうっかり忘れるということがなくなります。
また、「やるべきこと」が見える化されると、
やるのを後倒しにしたいという甘い気持ちをぐっと我慢することができます。
何故なら、複数の項目が書いてあるので、
「やらなきゃ終わらない・・」と、心が観念するからです。
もし「to do」のリストがないと、
例え、やらなければならないことが頭に浮かんだとしても、
「別に明日にでもできるよな・・」とか、何故か甘い幻想が湧き上がってしまいます。
実は、やることが目白押しで今日やらないと、できないのに・・・。
 
特に、休日は自分に甘々になります。
休日の理想的な姿は、まず「回復」。
そして、「やらなきゃいけないこと」や「やりたいこと」をこなす。
 
この「to do(やること)」は、
実は「幸せ」と密接につながっているのではないかと、私は最近考えています。
 
すなわち、「やらなきゃいけないこと」を明日に回すと、明日は「不幸」になります。
そして、せっかくの休日を「やりたいこと」を行わずに、
「無為」に過ごすのも「幸せ」ではありません。
休日を「無為」に過ごすことは、自分にとっては自分をむしばむ「毒」な訳です。
 
そう考えた時に、自身を「不幸」にする休日の最大の敵は、
自身の「欲望」と言うことになります。
 
休日の「幸せ」3点セットは、
「回復」「やらなければならないこと」「やりたいこと」です。
しかし、これらは全て「欲望」によって、奪い去られます。
 
まず、「回復」を「欲望」に任せてはいけません。
「欲望」に任せて、惰眠をむさぼる。
精神的な疲れを、「甘い」ものを食べることで補填しようとする。
「安楽欲求」が爆発して、「回復」と称して「無為」に休日の大事な時間を浪費する。
 
「回復」は、「遺伝子」任せにせずに、頭を使ってやるべきでしょう。
精神的に疲れているのなら、瞑想と運動。
体力的に疲れているのなら、入浴や栄養価の高い食事。
一方、甘い物を食べるとか、惰眠をむさぼるとか、
「遺伝子」に任せた「回復」は、
「回復」どころか、どこかにダメージが来ますので、要注意です。
 
次に、「やらなければならないこと」と「やりたいこと」。
これらは、「to do」リストで管理。
「やらなければならないこと」を完了すれば、心地よい達成感が訪れます。
一方、完了しないと、翌日に「不幸」が待っています。
また、「やりたいこと」を休日にこなさないで、
何のための休日でしょう?
何のための人生でしょう?
人は、「やりたいこと」をやって初めて「幸せ」なのです。
 
休日は、しっかり効率的に「回復」して、
「やらなければならないこと」を終わらせて、
「やりたいこと」までしっかりこなす。
 
ちなみにこの「to do」リストは、休日の前に書き出しておきます。
休日中に書こうと思っても、
やらなければいけないことを思い出すという嫌な作業は、なかなか休日にはできません。
それに、「やりたいこと」って、最初はなかなか時間を掛けないと思いつかないものです。
この「幸せ」を生み出す「やりたいこと」。
これを、あらかじめじっくり時間を掛けて考えることが、
この「休日to do」のもう一つの効果だったりします。
 
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