2015-12-01から1ヶ月間の記事一覧

繰り返しているのか?積み上げているのか?

たびたび出している例で恐縮ですが、 ソ連の強制収容所では、 収容者に穴を掘らせては埋めさせるという苦役がありました。 苦労して自分の掘った穴をまた自らの手で埋めるという、 無為な労働に、収容者の精神はやられてしまう訳です。 「心」というものは、…

私の「琴線」

私は、「可哀想」という感情をよく持ちます。 そしてそれが、自分の行動原理になることが多いです。 童話や物語でも涙が出ます。 例えば、「ゴンギツネ」や「一杯のかけそば」。 それから先日読んだ絵本でも、涙があふれそうになりました。 どんなところで泣…

「浮き世」の「地図」

この「世界」は、「浮き世」のごとく。 確かなものや絶対的に正しいものなど何一つなく、 全てが相対的に諸行無常にヌルヌル動いていくこの「世界」。 そもそも、この宇宙がどこから来てどこへ向かっているのか、 それすらわからない。 この「世界」に、地図…

「強く」なるには、「答え」を出せばよい

世界で最も強い人とは、どのような人でしょうか? もちろん「強い」の定義は様々ありますが、 私は「信念」を持つ人々を挙げたいと思います。 人間なんて所詮、虎や熊よりも力の弱い生き物です。 ですから格闘家や武人が最も「強い」かと言うと、そうではな…

「人生ゲーム」のルール

人は、なぜ「生きる」のか? それは、「生きる」ことで何らかの「価値」が生み出されているからです。 さて「価値」がマイナスとなれば、人は自殺すると定義します。 ・・・と考えたのですが、ここに矛盾があると気づいた次第です。 人は、「価値」がマイナ…

心の中に家を建てましょう

人は、年を経るにつれ、処世術を身につける。 自分の特質の一部が、社会と不適合であるとき、 人は、そのギャップを埋める術を身につけねばならない。 それが、処世術だ。 私の場合は「こんなにやっているのに」という想いが強すぎて、 そこの部分を無視され…

「生きる価値」

「人生」は、ドラマでもなければ映画でもない。 ドラマや映画の主人公のような活躍場面もないのに、 皆どうやって自分に「生きる価値」を見出しているのだろうか? 社会に出て職場や大切な人に貢献することは、 自分の「生きる価値」を見つける一つの道だろ…

ゲゲゲの幸福論

「ゲゲゲの鬼太郎」の作者、水木しげるさんが、 11月30日に満93歳で亡くなられました。 水木しげるさんと言えば、もちろん妖怪です。 おそらく多くの日本人がそうであるように、 私も子どもの頃は、水木しげるさんが描く妖怪の世界をワクワクしながら見てい…

「不完全」

人は、なぜ苦しむのか? ブッダが、掲げたテーマです。 生きる上での「迷い」の源泉は、この問いに集約されると思います。 キリスト教では、 人間は生きながらにして「原罪」を背負っているからという話になるようです。 私はこの考え方には、救いがないよう…