「カメの世界」「ウサギの世界」
最近、「人生」が苦しいです。
仕事を、うまくこなすことができません。
一部、特殊技能はあるのですが、
周りの人が普通にやることを、私は普通にできないのです。
周りへの劣等感から、自分への自信を失い、落ち込んで、
日々を頑張る気力が次第に萎んでいきます。
負のスパイラル。
なんとかしないとダメです。
せっかく日々ブログで「人生」を「考察」しているのだから、
問題に対処する「仮説」を出して、何とか乗り越える道を模索したいと思います。
最近私が重要な「人生」の「教訓」として捉えているのが、「ウサギとカメ」の童話です。
(関連過去ブログ:「カメ型人間」のススメ)
この童話の私なりの「教訓」を、以下に簡単に説明します。
ウサギが競走に負けた要因は、「油断」ではない。
負けた要因は、ゴールの設定を山頂でなく他者にしてしまったこと。
競走の途中でカメを大きく引き離したウサギにとって、既にゴールは達成済なので、
ウサギは昼寝をしてしまった。
しかし、カメは本来の山頂というゴールをしっかりと見つめて、
ゴールに向かって一歩一歩前進した。
もしカメが、ゴールを他者に設定していたら、
圧倒的な自分の鈍足を嘆いて劣等感で甲羅の中に籠もってしまったろう。
他者をゴールにしてはいけない。
他者をゴールにすると、ウサギのように恵まれた人は、
カメを見て安心して昼寝してしまうリスクが生じてしまう。
一方カメが他者をゴールに設定すると、劣等感で苦しみの人生を歩むことになる。
もともと、与えられた能力がカメな私は、
絶対にカメ的な「人生」を送る必要があるのです。
じゃあ、具体的にはどうしたらいいか?
まず「世界」を変える必要があります。
観る「世界」を「ウサギの世界」から「カメの世界」に変えるのです。
私達は、気づけば「ウサギの世界」に生きています。
偏差値教育、受験戦争、テレビが見せつけるきらびやかで優れた人々。
例えば、テレビで美男美女のドラマを観たら、
それが人として理想の姿だと擦り込まれてしまうのではないでしょうか?
自分を他者と比較する「世界」。
優れている人にとっては普通の「世界」でも、
劣っている人がわざわざこの「世界」の住人になる必要はありません。
そこから、脱出するのです。
自分とゴールのみを比較する「カメの世界」へ。
他者と自分を比較して絶望しない。
他者の無責任な評価も気にしない。
深く深く「カメの世界」へ潜るのです。
水の音だけが耳に響く、真っ青な海の中に潜っていくのです。
そうして目指しましょう。
自分だけの竜宮城を。
私の目指すゴールは、(自分から観て)優しくてかっこいい人間になること。
そのために、脇目を振らず、コツコツと日々の時間を「成長」に充てます。
周りの人がどんなに優れていようと、「アウト・オブ・眼中」です。
そうして、そうやって地道に歩んだからこそ得られる宝物を、この「人生」で見つけます。
それは、ウサギの人にも負けない宝です。
陸に帰った浦島太郎は、
長い年月が経過して自分の知っている人がもういないことを嘆き、
「寂しさ」に負けて玉手箱を開けてしまいます。
その結果、彼は老人になってしまうのです。
私は、「寂しさ」に負けません。
以前のブログにも描きましたが、私は何年間も独居房に閉じ込められたって、
自分の頭の中の「世界」だけで生きていく自信があるのです。
自分と、自分の理想だけを見つめて生きる。
深い深い海の中で、水の音だけを聴きながら。