自分の心を動かすには

私は怠け者でした。
何かをしなければいけないと思っても
気持ちだけ焦って行動には移せない。
 
私の「気持ちの歯車」と「行動の歯車」には隙間が空いていて、
「気持ちの歯車」だけは煙が出るほどヒステリックに回転しているのに、
「行動の歯車」は一向に回転しなかったのです。
 
しかし、今年に入って
まだローギアではありますが、歯車が噛みあってきました。
今は、「気持の歯車」にグッとかかってくる
「行動の歯車」からの心地よい負荷を楽しんでいます。
 
なぜ歯車が噛みあうようになってきたのか、
職場の仲間のお陰である部分が大きいと思っています。

夢を語る後輩との対話で気づいたこと。
夢を追う同僚が紹介してくれた書籍と考え方。
夢を実現中の上司が示してくれる道筋。
 
そういった仲間達の刺激や助けを受けて、
私も、心の底から実現したい夢を見つけることができたようです。
そして、そういった本当の自分の夢が見えてくると、
「気持ちの歯車」と「行動の歯車」はしっかりと同期して動き始めます。
心が本当にその夢を欲しているからだと思います。
 
私は長年怠け者である自分に悩んできました。
怠け癖を改善しようと精神的に頑張っても、いつも3日坊主です。
そして、3日坊主が何度も続くと、
「どうぜ自分は怠け者だからダメなんだ」と諦めの境地になっていました。
 
結局、怠け癖を改善するためには、
どんなに精神的に自分を追い詰めても逆効果なんだと思います。
心がやりたくないことには、
やはり心が抵抗してサボりたいという欲求が生まれます。
まずは、真に心からやりたい夢を決めてみる。
その夢の実現のために努力することに対して、
心は抵抗どころか協力をしてくれるんだと思います。
 
そして、心を味方につけて夢に対する努力を続けいていると、
心の筋力が鍛えられていきます。
 
そうなったら、しめたもの。
夢に直接関係ない事柄に対しても、軽々と努力できるようになるはずです。
 
夢を持つことは大切なことです。
夢を持っていなければ、心の筋肉はいつまで経っても鍛えられません。
夢を持つ持たないは、人生の質をも左右するのです。
しかし、こういった大切なことは学校では教えてくれないのが現実。
 
私は、若い学生さん達に声を大にして言いたい。
「少年よ大志を抱け!」