歩き方が進化しました。

先日、通常1時間30分ほどの所要時間である皇居1週ウォーキングを、
1時間で回らなければならないという事態になりました。
ウォーキングを決行すべきかどうか迷ったのですが、
間に合いそうにない状況になったら途中でタクシーを使えばよいと考え、
早足で皇居を1週することを決断したのです。
 
しかし、早足で歩くこと15分。
足首の外側の筋肉がパンパンになり、痛みを伴ってきました。
 
いくら、日頃運動不足とは言え、
走っている訳でもなく早歩きをするだけでこんな状況になるのかと、
自分自身に呆れてしまいました。
 
それでも、「何とか時間内に歩ききるんだ」と、
痛みをこらえて早歩きで歩いていると、
いつの間にか、足の痛みがなくなってきました。
 
あまりの痛みに、体が無意識に歩き方を変えていたのです。
どう変わったかと言うと、
足の内側の太ももに力を入れながら歩くようになっていました。
内側に力を入れて歩くと、足に変な負担がかからないため痛みもなく、
しかも歩くスピードがいつもの歩き方よりも速いのです。
 
今までの私の歩き方は、実はガニマタ的歩き方でした。
その証拠に、いつも靴の底は外側が磨り減っていました。
私の足がX脚であるにも関わらずです。
  
しかし、今回の強行軍で足の内側に力を入れる歩き方を習得することができました。
結果、その日のウォーキングの後半は、前半と打って変わってぐんぐん歩くことができ、
皇居1週を、なんと1時間5分で歩ききることができたのです。
 
以降、私は皇居ウォーキングだけでなく通常の歩行でも、
この新しい「内側ふんばりウォーキング」で歩くようになりました。
その方が断然歩きやすいからです。
 
はいはいから立ち上がって歩き始めること苦節35年、
今ようやく本当の歩き方を覚えられたような気がします。
 
いやぁ、あの日短時間で歩ききらなければならないという悪条件の下でも、
歩くことを決断して本当によかったと思います。
頑張っていると、思いもかけないご褒美がたまにもらえるようです。
今まで頑張ってこなかった私には、知る由もなかったことですが。