21世紀の乗り物「ストライダー」
先日私が道を歩いていると、
3歳くらいの男の子が、
何か乗り物に乗って私の方に向かってきました。
100メートルぐらい遠くにいた彼ですが、
驚くほどのスピードで私に近づいてきます。
「えっ!何?」と驚いて、私は彼を見たのですが、
彼はとても得意げな顔で私を見ていました。
実は、彼の乗っていた乗り物は「ストライダー」。
今、幼児の間でとても流行っている乗り物です。
幼児の間でというのは誤解がありますね。
幼児の両親の間で、とても流行っています。
詳しくは、「ストライダー」のホームページをどうぞ。
こちらを見ていただくと、イメージがばっちりわかります。
「ストライダー」のホームページ
「ストライダー」とは、ペダルのない自転車です。
「な〜んだ、それだけか・・」と思ってはいけませんよ。
これは、とても画期的な乗り物なんです。
想像してください。三輪車をこぐ幼児を。
何だか下を向いて、うつむいてこいでいる姿を想像しませんか?
そう。全然楽しそうじゃないんです。
しかし、「ストライダー」は違います。
冒頭で紹介したように、幼児もドヤ顔になる楽しさなのです。
「ストライダー」と三輪車の違いは、以下のとおり。
三輪車 | ストライダー |
---|---|
三輪で安定 | 二輪だが足で地面を蹴って進む |
ペダルあり | ペダルなし |
遅い | スピード感あり |
自転車への移行が困難 | 自転車への移行が容易 |
しかも、「ストライダー」の輸入会社のマーケティングもなかなかのもの。
「ストライダー」のホームページには、
わが子が「ストライダー」に乗っている姿をユーチューブで投稿することができます。
投稿して見事選ばれると、ホームページにわが子の姿が掲載されます。
ヘルメットもつけて、結構かっこいい映像になります。
こうなると、お父さんお母さんはわが子の姿を他の人に見せたくなる。
「今、こんな乗り物があるの知ってる?」という具合に、
インターネットやスマートフォンで、
わが子のかっこいい姿を周りの知人に見てもらう訳です。
今度、7月の末に「ストライダー」の子ども達のミーティングが開催されるらしいです。
もちろん親も一緒に参加。
すごい人数が参加されるようですよ。
それにしても、今はこんなよい乗り物があるんだなと、
この「ストライダー」の話を聞いたときに、私は思いました。
私は、自転車を乗るのに、
いっぱい転んで膝をすりむきながら、
何とか自転車に乗れるようになったのを覚えています。
今は、そんな苦労をせずに、もっと早いうちに自転車の颯爽感を味わえるんですね。
時代は知らず知らずのうちに、どんどん進歩しているなぁと思います。