「脳」の働きを体験できるコピペ

 こんちには みさなん おんげき ですか? わしたは げんき です。
 この ぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか
 にんんげ は もじ を にしんき する とき その さしいょ と さいご の もさじえ あいてっれば
 じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとて
 わざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす。
 どでうす? ちんゃと よゃちめう でしょ?
 ちんゃと よためら はのんう よしろく
 
突然ですが、上記が今回紹介したいコピペです。
この時点で、既に「すげ〜!」って思っている人も多いのではないでしょうか。
 
もしかしたら上記のコピペを読めない人がいるかもしれないので、
念のため、上記のコピペをちゃんとした順番に直します。
 
 こんにちは みなさん おげんき ですか? わたしは げんき です。
 この ぶんしょう は いぎりすケンブリッジだいがく の けんきゅう の けっか
 にんげん は もじ を にんしき する とき その さいしょ と さいご の もじさえ あっていれば
 じゅんばん は めちゃくちゃ でも ちゃんと よめる という けんきゅう に もとづいて
 わざと もじの じゅんばん を いれかえて あります。
 どうです? ちゃんと よめちゃう でしょ?
 ちゃんと よめたら はんのう よろしく
 
「すげ〜!」ですよね。
このコピペは、多くの人が「すげ〜!」と思うらしく、
ネット空間の様々なところにコピペされています。
 
このコピペを見て思うのは、日頃真実だと感じているものが、いかにあやふやかということです。
「人間は文字を認識するとき、その最初と最後の文字さえ合っていれば、
 順番はめちゃくちゃでも、ちゃんと読める」
なんて言われても、信じる人なんていませんよね?
実際に体験しない限り、誰一人同意する人はいないでしょう。
 
「脳」が作る世界は、一見完全なものに見えますが、実は嘘っぱち。
例えば、以下の図のオレンジの円が同じ面積だと言われても信じられますか?

 
こういった図は「錯視」と言います。
ウィキペディアにいろいろな図が出ていますので、興味があったら覗いてみてください。
 
これら錯視の現象からわかることは、
目の前にあることを「見る」だけでは、「本質」を掴むことができないということです。
「考える」「疑う」といった「心の目」を常に持っていないと、
「脳」の思い込みによって、
「人生」というできれば精密に進みたい道を誤ってしまう可能性が大きくなってしまいます。
 
例えば、上の錯視の図のオレンジの円がもしクッキーだったら、
皆、右の大きく見えるクッキーを取ろうとするでしょう。
しかし、「本質」を知れば、
同じ大きさの左のクッキーを競争率の低い状態で獲得することもできるのです。
世の中で起きている大半の争いや事件、「弱肉強食」による不幸も、
多くの人が「心の目」で判断できるようになれば、回避可能になると私は考えます。