「国民幸せ省」

日本のお役所は、よく難解な言葉を使います。
例えば、「厚生労働省」という言葉。
厚生労働省」とは何をやる省か、わかりますか?
まあ、「労働」の部分はわかりますよね?
平たく言えば、「労働者」の「幸せ」のために存在する省庁ということです。
では、「厚生」とはなんでしょう?
ウィキペディアによれば、生活や身体等を豊かにするということ。
平たく言えば、「国民」の「幸せ」のために存在する省庁です。
 
と言うことで、
数ある省庁の中で、「厚生労働省」は「国民」個人の「幸せ」をミッションとしています。
ですので、この省がしっかりしてくれると「国民」も「幸せ」になれるはず。
 
さて、今日こんな記事を見つけました。
 
 「職業相談7割が記録せず ハローワークに改善勧告共同通信)」
 
この記事によると、「ハローワーク」では求職者から相談を受けながら、
その相談内容を全く記録していないことが常態化しているようです。
総務省の抽出調査によると、
延べ相談件数のうち71%は「白紙」で、
次回以降の職業紹介に活用できない状態だったとのこと。
こんな状態で「ハローワーク」は、求職者に最適な職場を見つけられますかね?
問題として認識した「総務省」は、今回「厚生労働省」に「改善勧告」をしたようです。
 
今、「雇用のミスマッチ」という求職と求人のニーズの不一致が、社会問題化しています。
ハローワーク」がこんな状態だったら、「雇用のミスマッチ」は解消しないでしょうね。
また、採用側の企業としても、
ニーズが不一致な求職者にたくさん面接に来られても、時間をたくさんとられて大変です。
 
薬害エイズ問題」や「年金の不適切な運用」、
「海外の国では禁止されている食品添加物を容認し続ける姿勢」。
厚生労働省」の、
自分達や企業側の「厚生」を、国民よりも優先する態度はどうにかならないものか?
私は、全ての省庁の中で「厚生労働省」を最も信用していません。
 
「国民」の「幸せ」をミッションとしている「厚生労働省」がこんな状態だったら、
そりゃあ、日本の「国民」は「幸せ」になれないよなぁと思う訳です。
 
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