仕事のモチベーションの上げ方

随分とブログをご無沙汰していました。
とてもハードな仕事がありまして、ここ3週間ほど仕事に忙殺される日々でした。
ようやく自分のペースを取り戻したので、
またブログを再開したいと思います。
 
今回のブログのテーマは「仕事のモチベーション」の上げ方です。
ここ数週間の「試練」とも言うべき対処不能な仕事をなんとか乗り越えた後に
気づいたことをここに描きたいと思います。
 
さて、基本、仕事なんてモチベーションの下がる嫌な作業です。
そんな嫌な作業だからこそ、その対価として給料をもらえる訳ですね。
この「作業」vs「お金」という構図の中には、
モチベーションを上げる要素は見つかりません。
時給1万円とか、よっぽど高額な報酬の場合は別ですが、
多くの人は、
1ヶ月頑張って働いて稼いだ給料は生活費とわずかな貯金に消えてしまう訳ですから。
 
ソ連強制収容所で行われていた拷問の一つに、
収容されている人々に穴を掘らせて、また埋めさせるというものがありました。
目的のない作業は、モチベーションどころか拷問のようなストレスを与えます。
一生懸命仕事して・・稼いだ給料は生活費で消えて・・というような生活は、
穴を掘ってまた埋めるという作業に、どこか似ているような気がしませんか?
 
では、どうしたら仕事のモチベーションを上げることができるのか?
仕事の対価もしくは目的を、「お金」という「モノ」から、「人」に移すのです。
 
具体的には、私は以下のようなモチベーション向上策に気づきました。
それは、
自分の仕事で助かったり喜んだりする人の顔を思い浮かべて仕事をするということ。
 
私の仕事はコンサルタントですが、
例えばクライアントの会社の担当の方の喜ぶ顔を思い浮かべて仕事をするのです。
そうすると、俄然モチベーションが上がってきます。
 
また、顔の見えない不特定多数の人への仕事の場合は、
そのグループの中で、自分に好意的な人の顔を想像します。
例えば、私の行っていた仕事に対して、
ねぎらいのメールを下さった方がいらっしゃいました。
私は、多くのお客様の中からこの方の喜ぶ顔を想像して、
苦しい仕事を遂行することができたのです。
 
是非、皆さんも喜ぶ人の顔を思い浮かべて仕事をしてみてください。
仕事に対してやる気が出て、主体的に取り組めるようになると思います。
 
もし工場勤務などで、
顔を知らない不特定多数の人があなたの仕事を享受するような場合は、
あなたが携わった製品を使う人々の喜ぶ顔を架空のイメージで想像してみます。
例えば、会社宛に製品に対する感謝の電話や手紙をもらったことがある場合は、
そのお客様の顔を想像して作業すると、前向きな気持ちになるはずです。
 
あくまで、「モノ」のために働くのではなく、「人」のために働く。
人間とは自分の行っている作業が、
「誰かのため」でないと「意味」を感じることができない存在なのだと思います。
 
あなたの仕事を、一番好意的に喜んでくれるお客様は誰ですか?
笑顔で「ありがとう」と言ってくれるお客様をたくさん集めましょう。
それが「仕事」の「幸せ」につながり、
そして「人生」の「幸せ」につながるのだと私は考えるのです。
 
これから就職活動をする学生さんや、転職を考えている社会人の方々は、
「ありがとう」のお客様がたくさんいらっしゃる業種を狙ってみてはいかがでしょうか?
 
ずばり、働くことの「本質」は、ここに帰結するような気がします。
仕事を選ぶ際には、待遇面だけでなく、
いかに自分の力で多くの人に「ありがとう」と言わせることができるのかが重要なのです。