「覚悟」で人は変わりますか?「愛」で人は変わりますか?

人が変わる時、一体何が必要なのでしょうか?
 
私はこの「人生」という舞台で、
自分が変わらなければいけない場面に遭遇しています。
 
世の中は、相変わらず様々な理不尽に溢れ、
私が護りたいと想っている今の大好きな職場も、
私の大っ嫌いな「悪意」によって、
揺さぶられています。
 
自分の「欲」を満たすために、
他者を苦しめ不幸にすることを屁とも思わない身勝手さ。
これ程の「悪」はないと考えます。
 
今の職場を護りたい。
でも、私には力が足りない。
私には器用さが足りない。
 
「覚悟」で人は変わりますか?
「愛」で人は変わりますか?
 
私なんかに、この「船」を護れますか?
私なんかが、「覚醒」したりするのでしょうか?
 
時間が、どんどん流れ去っていく。
モタモタしている私には、時間の流れが速すぎる。
 
どうしたら私は、変われますか?
変われないのは、本当の「覚悟」が足りないからですか?
変われないのは、本当には「船」を「愛」していないからですか?
 
本当は・・・
 
「覚悟」って何だ?
自分がかっこ悪くっても、悪者になっても、嫌われても、
「船」を護る「覚悟」が本当にあるのか?
 
「愛」って何だ?
自分すら「愛」せない私に、本当に人を「愛」せるのか?
船員の全てを本当に「愛」しているのか?
「船」を「愛」しているという自分を「愛」したいだけではないのか?
 
この現実の「人生」は・・・
 
小説のように鮮やかには、私が「覚醒」することなんてないのだろう。
だけど一方で、やすやすと人は理不尽に傷つけられ続けている。
 
それでも、私の「人生」は・・・
 
今が、ここ一番の大舞台。
「覚悟」でも「愛」でも何でも使って、変わってやる。
鮮やかにかっこよく変われないのは、長年この小説を読んできて、十分承知。
不器用で、コミュニケーションも苦手で、運動神経もよくなくて、音痴で、
そんなズタボロの主人公が、泥まみれになって変わってやるのがこの小説。
 
ここ一番の大舞台・・・
 
涙が出るほど、ズタボロの泥まみれの「完全燃焼」をしてやろう。
涙が出るほど弱い自分をさらけ出してでも、それでも船を前に前に・・・