自分を「信」じるということ

自分を「信」じる。
 
これができないと、「人生」を楽しむことができない。味わうこともできない。
 
私の言う、自分を「信」じるとは、自分の「人生」を「信」じるということ。
 
ジェットコースターは、「ちゃんと無事に戻ってこれる」とわかっているから、
途中怖くても、その恐怖すら楽しめる。
 
「ちゃんと無事に戻ってこれる」。
「人生」も。
 
どんなに理不尽なことが起ころうと、「ちゃんと無事に戻ってこれる」。
自分の「運命」を「信」じる。
自分の「物語」を「信」じる。
自分の「縁」を「信」じる。
 
この「人生」は、あなたのために用意された。
あなたのために振る舞われたスペシャルストーリー。
 
周りの人の「物語」を眺めてばかりいないで、
さあ目の前のあなたの「物語」に集中してみよう。
 
あなたは、映画を観るとしたらどちらのストーリーがお好み?
(1)容姿端麗、スポーツ万能、裕福で幸せな家庭に生まれて、幸せに死んでいく物語
(2)不遇な環境に生まれ、才能にも恵まれず、それでも人を愛し成長する物語
 
私は、(2)の物語に涙を流す。
(1)の物語を好む人もいるだろう。
でも私は、(2)の中にとても大切な何かを見つける。
 
それは、「成長」の喜び、「愛すること」の力強さ・暖かさ。
 
「才能」や「生まれた環境」は、「外部要因」に帰属する。
だから、これを誇ってもなんだか空しい。これを頼りに生きたら依存になる。
 
だけど、「成長すること」と「愛すること」は「内部要因」。
だからこの二つだけは、誰かにけなされようともビクともしない。
それは、自分の本体である「心」に帰属するものだから。
 
そう考えていくと、
「人生」の「目的」とは「成長すること」と「愛すること」なのではないか?
 
もしそうだとしたら、きっと(2)の「物語」は優れた作品。
とびきりの「成長」と「愛」を味わえる、涙の止まらない感動の超大作。
 
目の前の「人生」という「物語」を見つめてみよう。
自分だけのために用意された感動のストーリー。
もし今が辛く悲しいときでも、「物語」は最後「エメラルドの都」に通じている。
希望を胸に、足を前に踏む出すことができるはず。
 
あなたが「人生」に求めるものは何ですか?
それを「成長」と「愛すること」に定めるならば、
あなたはどんな環境や境遇にあろうとも、「物語」の「主人公」であり続けられる。