「自殺」を考えている人に、周りの人ができること

私は、「自殺」する人を減らしたいと思っています。
もっと言うと、
「自殺」するほど苦しんでいる人の「悩み」を少しでも解消したいと思っている次第です。
 
先日「自殺」について、お医者さんのお話を聴く機会がありました。
私もかつて「死にたい」と思ったことがあり、
大変説得力のあるお話でした。
 
「自殺」を考えている人に対して、
周りの人ができることを学びましたので、
このブログで拡散したいと考えています。
 
まず、死ぬのをとめる力は「つながり」なのだそうです。
「私が死んだら、あの人が悲しむだろう・・・」
「私が死んだら、あの人はどうなってしまうんだろう・・・」
 
ですから、「死にたい」と漏らす人が近くにいたら、
「あなたが死んだら、私が悲しい!」と全力で伝えるのがいいのかもしれません。
それこそ、松岡修造バリに情熱を込めて。
 
それから、「死にたい」気持ちをよく聴くのも、
その本人を「自殺」から遠ざけることにつながるようです。
「どうして、死にたいの?」
「どんな風に、死ぬつもりなの?」
 
こんなことまで聴いていいの?という突っ込んだ質問でも、
「自殺」を思い留まらせる効果があるそうです。
 
「死ぬ」ことをあまりにもリアルに想像すると、
「死ぬ」気が薄れていくのかもしれませんね。
あとは「関心」を持たれているという感覚も、重要だと思う次第です。
 
「愛の反対は無関心」
 
立食パーティーで、誰も自分に話しかけてくれなかったら、
「そろそろ退席しようかな・・・」って思いますよね?
逆に、会場の皆があなたのことに「関心」を持って話を聴いてきたら、
帰ることなど考えずに、
皆のために「もっと話さなきゃ」っていう気になると思うのです。
社交辞令じゃなくて、本気で「関心」を持たれたら。
 
しかし「関心」は有限なのです。
「関心」を向けるには、パワーがいります。
1万人とラインやフェースブックのやり取りをしなさいと言われたら、
「そんなの無理!」と思うでしょう?
 
だから私の「関心」の配分は、「自分」と、
私の周りのより苦しんでいる人達に多く向けたいと想っています。
 
「死にたい」と漏らす人がいたら、自分以上の「関心」を持ってその人の話を聴きたい。
「苦しい」と悩んでいる人がいたら、
自分と同じくらいの「関心」を持ってその人の話を聴きたいのです。
 
私は対人関係が苦手なので「ウザイな」って思われるのは正直怖いですが、
それで傷つく自分のダメージより、
相手の負っているダメージの方が大きいのですから、
進んで話を聴ける人間になりたいと考えています。
 
自分の価値観の押しつけでなく、
本気で相手の立場に立って話を聴くにはどうしたらよいか?
 
いつでも自分の「好奇心」のチューニングを合わせられるように、
日々少しずつ訓練をする必要がありそうです。