「感想文」を書ける一日

ここ最近、「人生」とは「味わう」ものであり、
「幸せ」は「味」であるという推論を進めています。
 
そして「人生」の「味」とは、「感想」であると考えている次第です。
ですから日々、素敵な「感想文」を書けるような一日を過ごせば、
「人生」は「幸せ」になるに違いないと考えています。
 
という訳で昨日の休日、映画を見に行くことにしたのです。
最初は、「化け物の子」を観ようと思ってネットを検索していたのですが、
近くの映画館で、中島みゆきさんのコンサート映像を上映しているのを知って、
急遽それを観に行くことにしました。
 
中島みゆきさんのコンサートには一度行ってみたいとずっと思っていたので、
この上映の情報を見つけて、とてもラッキーでした。
 
最近の映画館は商業施設と併用になっていることが多いので、
待っている時間で昼食を済ませ、
時間になって映画館に入ります。
 
上映のタイトル名は、「中島みゆき 縁会2012〜3 劇場版」です。

大画面で観る中島みゆきさんのライブは、
画像・音声共に、本当に大迫力で、100分の上映時間はあっと言う間に過ぎていきました。
「人生」の表現者としての中島みゆきさんの偉大さを、目の当たりにした想いです。
 
そして私は、何度か涙を流しました。
魂のこもったその唄声が、私の「心」を抱擁するように染みこんできたのです。
 
中島みゆきさんは、様々な「人生」の場面を唄にされます。
 
ですから彼女の唄の中に、それぞれの人の「心」にヒットする唄が必ずあるはずです。
そういった唄が、映画のスクリーンで大迫力で流れたら、きっとあなたも涙すると思います。
 
私が最初に涙を流したのは、いきなり1曲目です。
 
 「空と君のあいだに」
 
 空と君とのあいだには、今日も冷たい雨が降る。
 君が笑ってくれるなら、僕は悪にでもなる。(歌詞抜粋)
 
私には、支えたいと想っている人がいます。
いつも冷たい雨に降られてきた彼女の人生に、少しでも傘をさせれば・・・。
 
3年前の私は、この唄を聴いても涙を流さなかったと思います。
しかし、今はポロポロと涙が出て止まりませんでした。
 
この唄に涙を流せるようになった自分の「魂」の変化を感じると共に、
そういった「想い」を持たせてくれた彼女に心から感謝をしています。
 
「感想文」を書ける一日を目指そうと思い立った初日は、とても上々な一日でした。
この調子でこれから、私の「人生」を様々に味わっていきたいと想っています。