何を「表現」したいのか?

私が文章表現に「想い」を持つようになったのが、
いつからだったのか?
 
ず〜っと考えていたのですが、思い出しました。
 
小学校5年生の時に学校の授業で詩を書いて、
その詩を先生に褒められたことがとても嬉しかったのです。
クラス皆の前で褒められたのが、自分が特別な感じがしました。
 
しかしその後、特に文章を趣味にすることはなく、
私はそのまま社会人になったのです。
 
そしてインターネットが普及し、SNSが登場した頃に、
私は再び文章との出逢いを果たします。
 
その頃皆がやっていたmixiを、私も始めてみたのです。
mixiには、コミュニティーと呼ばれるネット上の集まりがありまして、
私はそこで「ショートショート」と呼ばれるとても短い小説を書く集まりに加入しました。
 
最初は、参加者達が書いた「ショートショート」を読んで楽しみ、
感想をコメントに書いていたのですが、
そのうち自分でも書いてみたくなり、遂に小説デビューを果たしたのです。
 
私はここで、文章を描く楽しみに目覚めました。
1作目はあまり出来が良くなかったのですが、
2作目が自分でも納得の作品に仕上がり、コメントでもよい評価をもらったのです。
 その小説→『人面犬2006』
 
私は、作品を想像するというクリエイターの喜びを知りました。
私は小説を描くのが楽しくなり、定期的に小説を投稿するようになったのです。
そして何作目かで、その喜びが最大化するような感想のコメントを頂きました。
 
「読んでいて、涙が出ました」
 
こんな感想をもらったら、どれだけ嬉しいか想像できますか?
自分の作品で、人の「心」を動かすことができたことに、
作者として飛び上がるほど嬉しかったのです。
あの喜びと感動は、体験してみないとわからないような気がします。
 
 その小説→『鬼子母神』
 
ちなみに、このブログのタイトルも、当時描いた小説の題名から採っています。
 その小説→『優しい唄歌い』
 
当時他にも、たくさん小説を描きました。
それらのうちお気に入りのものは、
このブログのカテゴリーの「オススメ小説」から見ることが可能です。
 
私は、この小説の体験を通じて、
表現する喜びと、作品で人の心を動かす喜びを、知ることができました。
 
そしてmixiをやめて、私はブログを始めたのです。
このブログでも、私は飛び上がるほどの喜びを体験します。
 
ある記事を、たくさんの人にツイートしてもらったのです。
現時点で、7,595のツイートと、3,780のイイネ!をもらっています。
 そのブログ記事→泣いたゴリラ
 
ただの一般人の私の文章が、
ツイッターFacebookを合わせて1万人以上の人に紹介してもらうという事態に、
ものすごく興奮したものです。
 
そんなこんなで、私は今でも「表現」を続けています。
 
しかし今ここで立ち止まって、
私は何を「表現」したいのか考えてみたいと思うのです。
 
そもそも「表現」とは、何なのか?
自分にとって「表現」するとは、どういうことなのか?
もちろん私はその域になんて到達していませんが、
ビートルズのような至高の表現者が「表現」をしたときに、
周囲や世界にどのような影響を与えるものなのか?
 
少し「表現」のことを考えてみようと想います。
そうして「表現」の「本質」を自分なりに見極めて、
自分の「表現」というものを見直したいと願うのです。