お小遣い帳

最近ちょっと金欠ということもあり、
お小遣い帳をつけ始めました。
 
エクセルで作成。
 
過去にも、エクセルでお小遣い帳を作って管理していたのですが、
その時はお小遣い帳の項目を細かく作りすぎて、長くは続きませんでした。
 
今回はその反省を活かし、
支出カットという目的実現を第一優先にしたシンプルな表を作成しました。
 
管理対象は、手元現金とコンビニの電子マネーだけ。
預金額は、管理しません。
 
知りたいのは、月間で現金支出をどれだけしているか?です。
総額を把握したら、支出カット策を講じます。
 
「節制」は、重要な「心」のあり方です。
しかしコンビニで24時間買い物ができるような現代の消費社会においては、
「節制」を保つことは至難の業(わざ)だと思われます。
 
「節制」という言葉は、コトバンクによると、

1 度を越さないよう控えめにすること。ほどよくすること。「喫煙を―する」
2 規律正しく統制のとれていること。
3 欲望を理性の力によって秩序のあるものとすること。

という意味です。
 
「節制」の対象は、お金に限った話でありません。
「欲望」全般を対象とするものでしょう。
 
そして「禁欲」というような極端な「あり方」でなく、
「バランス」をとることに主眼が置かれます。
 
上記コトバンクの例文に「喫煙を節制する」とありますが、
喫煙自体は継続する訳です。
 
「禁煙」は、やってやれなくはないでしょうけども、
「禁欲」となると、それはとても困難なことだと思われます。
それこそ悟らないと、「欲」を滅することなんてできないのではないでしょうか?
 
じゃあ一般人は「欲」を放置してもいいのか?というと、
そうではないと考えます。
 
禁じることはしないけど、「節制」することは必要なはずです。
「欲望」が度を超して「心」の中の「バランス」が崩れると、
心身への様々な悪影響が予想されます。
例えば依存症は、典型的な例でしょう。
依存症まで行かなくても、この消費社会の中で、
私達の「心」は、消費という「欲望」側に慢性的に傾いてしまっているように感じます。
 
私達は、食べたくなったら夜中でもケーキを買うことができるのです。
一昔前だったらケーキは、日中にケーキ屋さんに行って買うものだったのに。
 
そもそも「生命」は、絶妙な「バランス」のもとに生存しています。
体のpHは、アルカリ性過ぎても酸性過ぎてもダメです。
また体温も36度台を保つ必要があり、
たった5度上がったり下がったりしただけで、体は深刻な状態に陥ります。
 
そのため「生命」は、
非常に精妙な仕組を作り上げて「バランス」をとる工夫をしているのです。
「節制」をすることは、そんなに簡単なことではありません。
気を抜けば前か後ろに倒れてしまう薄い板を、
必死に立たせているようなものなのです。
 
ですから、今回の消費の「節制」の取り組みについても、
そんなに簡単なものだとは思っていません。
お小遣い帳のような、何か工夫を導入しないと実現しないものだと考えている次第です。