仕事は降ってくるものではなく、拾うもの

私には、「これは当たっているなぁ」と感じる心理テストがあります。
 
それは、こういう心理テストです。

あなたが停めていた自転車のカゴに、戻ってくると空き缶が捨てられていました。
あなたは、その空き缶をどうしますか?
なお、近くにゴミ箱はありません。

 
その空き缶に対する行動によって、
あなたの性格がわかります。
 
これは、自分の意中にない異性からアプローチを受けたときの、
あなたの行動を示唆しているのです。
 
(1)その場で、空き缶を道に捨てる
 異性にきっぱりと自分の意思を伝える人です。
(2)他の人の自転車のカゴに空き缶を入れて去る
 その異性を、他の人につなげないか模索する人です。
(3)ゴミ箱が見つかるまで、空き缶を入れたまま移動する
 意中になくてもその異性と、ある程度付き合う人です。
 しかし付き合ってみて「難しい」と腹を決めたら断ります。
 
どうでしょう?
当たっていましたか?
 
ちなみに、私は(3)です。
どれがよくて、どれが悪いということは、ないと思います。
単に、「あなたがどんなタイプか?」という話です。
 
さて私は今仕事のことで悩んでいるのですが、
仕事にも似たようなタイプ分類ができるなと気づきました。
 
私は(3)のタイプです。
捨てられた空き缶を放ってはおけません。
目の前に落ちている
「この仕事を誰かがしないと困ったことになるな」という仕事を放っておけないのです。
 
しかし本来職場では、
自分に投げられた仕事を着実にこなしていくことが本分となります。
 
ですから、命令外の業務を行う場合には、上司への確認が必要なのですが、
私はそれを怠っていました。
これが今回起こった問題です。
 
そのことをずっと悩んでいたのですが、
様々な人の意見を聴き、考えに考え続けた結果、
自分なりの腹落ちする回答を得ることができました。
 
それが、今回の「空き缶の心理テスト」だったのです。
 
やはり私は(3)のタイプなので、
これからも目の前に落ちている仕事は拾おうと思います。
しかしそれは、もちろん上司に確認しながら。
 
仕事はもらうものでなく、創るものです。
全体が上手く回るように、私は落ちている空き缶を見つけ拾っていきます。
 
投げられた仕事を華麗にダイビングキャッチする訳ではなく、
周囲の人が気づかない空き缶を拾い集める作業なので、やっていることは地味です。
 
しかし、それは組織にとって必要なこと。
自分が(3)のタイプであることに誇りを持って、
その強みを最大限に発揮することが、私の実力の発揮や仕事の喜びにつながるはずです。
 
私は今回の大きな葛藤を受けて、このような気づきを得ました。
考えることを放棄せずに、考えに考え続けて本当によかったと想う次第です。
 
さて腑に落ちたところで、またバリバリと仕事をしてやります。