「人付き合い」の上達方法を考える

私は、今までずっと「人付き合い」を避けてきました。
 
その結果現在、雑談スキルが全くない状態です。
 
業務上で必要な雑談はできます。
社外の方と話題を見つけて話すことは容易です。
必要に応じて、そのスキルは身につきました。
別に楽しくはないけど、会話を続けることはできるのです。
 
また、社内での業務上の会話もできます。
仕事上の要点を伝えたり、問題点を適切に報告したり、
そういってことは得意な方です。
 
ただし、プライベートでの雑談が全くできません。
相手の話を興味深く聴くことはできるのですが、
じゃあ自分が何かを話そうとすれば、そこで行き詰まる。
 
プライベートな雑談で話すことと言えば、
自分のこととか自分の興味があることになります。
しかし、私のことや私の興味があることと言えば、
このブログで描いてきたことが、その全体像なのです。
 
「雑草」の話をしたって、多くの人はそこに興味を持ってくれません。
タイプ的には、「鉄道」に興味を持っている人と私は同じタイプでしょう。
 
逆に世間一般の人が興味を持っていることに、
私はあまり興味がありません。
大体、テレビも観ていませんし・・・。
 
私にとっては、芸能人の動向よりも、
「雑草」の世界がどうなっているのか?に興味があります。
 
それから、自分語りも苦手です。
私は、他の人の自分語りを聴くのは嫌いじゃないのですが、
自分の話となると、やはり世間一般的な体験も少なく、
そもそも自分のことを言葉にして話すことに、とても苦手意識を持っています。
 
ブログでは、こんなにペラペラと描いているんですけどね・・・
 
ブログには、わかってくれる人が読んでくれているという気軽さがあるのだと思います。
ある意味、相手を選べるという利点です。
 
しかし対面で話すときは、相手を選べません。
ですから、話題を相手に合わせていく必要がある訳です。
 
もちろん、普通の人はそんなことを意識しなくても、
人とプライベートな雑談ができると思いますが、
私は、興味の対象が「行っちゃって」ます。
 
多くの人は、
雑談で「人生とは何か?」とか「あの雑草がすごい!」とか、
そんな話をしたくはないでしょう。
 
現に「この時期はハナニラという雑草が綺麗にあちこちで咲いていますね」
という話を振っても、そこで会話が終わってしまいました。
 
確かに、今の時期は桜が満開で、それもとても綺麗なのですが、
足下に目を向けると、たくさんのハナニラの白い花が咲いていて、
それも実に可愛らしく自己主張しているんですよ。
 
まあ、今回の文章を描いていて感じたことが、一つあります。
それは、
私にプライベートな雑談のスキルが全くないということではないんだなということ。
 
むしろ自分に興味のあることなら、
延々と2時間でも3時間でも話すことができると思います。
そして、その情報や知識を、面白く加工して話すこともおそらくできるはずです。
面白いポイントにスポットライトを当てる技術は、
このブログで日夜トレーニングしていますし。
 
私に必要なことは、相手の興味ポイントに重なる自分の興味ポイントを模索して、
そこの話題を展開することです。
そのためには、相手に披露できる情報の引き出しを多く持つことが重要ですし、
更にそのためには、自分の興味ポイントの軸は維持しながらも、
仕入れる情報は少し世間一般を意識する必要があると思います。
独りよがりは、NGです。
 
自分の趣味だけを追求した雑貨店は、きっといつか潰れます。
世間の中で生きていくには、
独自のコンセプトは一貫させつつも、
ちゃんとお客さん側の好みを考えた品揃えを実現することが肝要です。
 
店を開き、お客さんが自分の商品を買っていってくれる嬉しさは、私にも理解できます。
 
ですので今後は、プライベートな雑談をそんな風に楽しみたいと思います。
 
頑固なよく分からないものを売っている店から、
素敵なセレクトショップにリニューアルを果たすのです。
 
そんな訳で、今後このブログでは、
世間に興味を持ってもらえそうなネタも積極的に集めて、披露していきたいと考えています。
 
もちろん、マニアックな「行っちゃっている」話も継続するつもりです(汗)
 
(写真は、ハナニラの花です)