「セミファイナル」と「ポケモンgo」

ネットで流通しているミーム(meme)に、
以下のような画像があります。
ミーム(meme)とは、遺伝子(gene)のように、世界で複製・増殖する情報のことです
 詳しくは、過去ブログ『増殖したがる「ミーム(meme)」』をどうぞ)
 

 
私は、この「セミファイナル」が好きです。
セミへの愛情も感じるし、日常の「あるある」的にとても共感できます。
 
おそらく多くの人が、
道路でひっくり返っているセミに近づいたら、
突然暴れてびっくりした経験があるのでしょう(笑)
だから多くの人が、この画像をネットにアップするのだと思います。
「描き人知らず」ですが、この絵も味わい深いですね。
 
最近「ポケモンgo」が流行っていて、
歩いている道の途中で、
様々なモンスターとの出会いを楽しむ人達が増えています。
私も試しにやってみましたが、なかなか面白いです。
 
ただ、作られたモンスターとの出会いも楽しいと思いますが、
セミファイナルのような天然のモンスター(?)との出会いには、
びっくりするような人間には作れない意外性があり、
「心」への記憶の残り方も全然違うのではないかなと考えます。
 
イメージは、「養殖物」と「天然物」の違いです。
現時点では、まだまだ「天然物」の方がよい味を持っています。
 
そもそも、
私達が歩いている道にはたくさんの「天然物」のモンスターがいることに、
皆さん気づいているのでしょうか?
 
私の通勤途中の道には川があり、そこを覗き込むと、
コイやカルガモ、それから亀もいます。
また、スズメ・カラス・ムクドリセグロセキレイ等の鳥とも普通に出会える訳です。
 
レアものに出会う楽しみもあります。
春にメジロに出会うと本当に嬉しいです。

 
知っていますか?
メジロは日本で見ることができる小鳥の中で一番小さいんですよ。
 
それから、スズメが水溜まりで行水をしている姿を目撃すると、
ものすごくほっこりした気分になります。

 
さて「ポケモンgo」では、
こんなに「心」を引きつけるような演出はまだ不可能です。
 
これからどんどん「世界」と「バーチャル」の融合が進んでいくとは、思います。
しかし「ポケモンgo」という人類の「第一歩」の作品では、
現実世界「自然go」の越えようもない感動には、
まだまだ適わないと実感する次第です。
 
それでも私は、人類の「バーチャル」の発展を「心」より期待しています。
 
皆の「心」に深く残る「セミファイナル」のような演出が、
ポケモンgo」でもできるようになったらスゴイですね。