「才能とは、自分自身を、自分の力を信じることである」

「才能とは、自分自身を、自分の力を信じることである」
ロシアの作家であるゴーリキーの言葉です。
 
ここで質問。
あなたは「才能」を持っていますか?
 
「いえいえ、私はそんなもの持っていません」と、ご謙遜のそこのあなた!
今すぐに「才能」を見つけましょう。
 
「才能」は他人に見出されることもありますが、
基本、自分で見つけるものです。
何故なら、他人は自分のことを一面的にしか知り得ない存在だからです。
一方自分には、生まれてからずっと蓄積してきた
人生経験という膨大な情報源があります。
その人生経験という海図があれば、
「才能」という「お宝」をサルベージすることは容易なことだと言えるでしょう。
 
そして、「才能」がゼロの人なんて世の中には存在しません。
人というのは、一人ひとりが全く異なる存在。
だから、必ずどこかに他者よりも優れている部分があるのです。
 
しかし、自分でせっかく「才能」という「お宝」を発見しても、
すぐに海に捨ててしまう人々が後を絶ちません。
何故でしょうか?
よせばよいのに、自分の直感よりも他者の言葉を信じてしまう人が多いからです。
 
上にも書いていますが、他者は自分のことを一面的にしか知らない存在。
また、他人を認めることに抵抗を感じる自己愛の強い人も少なからず世の中に存在します。
例え、その言葉が親切心から出た言葉であったとしても、
「そんな才能はないよ」という他者の言葉に耳を貸して
せっかく見つけた「才能」を簡単に海に捨ててしまうような行為は
非常に軽率であると言わざるを得ません。
本当に本当にもったいない! と私は思います。
 
私のポリシーは、
「人はそれぞれが、それぞれの人生という小説の主人公である」というものです。
幸運な環境に生まれた人も、不遇な環境に生まれた人も、みんなみんな主人公なのです。
脇役やエキストラとして生まれた人なんて世の中には一人も存在しません。
 
だから、主人公を彩る「才能」という武器は大切にして欲しい。
例え、他者に評価されなくても、信じて磨き続けるのです。
そうすれば、いつしか他者も評価せざるを得ない
自分だけの立派な剣を手に入れることができるでしょう。
もしかしたら、あなたが手にしたその剣は伝説の剣かもしれないのです。
  
「才能とは、自分自身を、自分の力を信じることである」
ゴーリキー