私を励ましてくれた言葉

昔、めちゃくちゃ追い詰められ、
精神的にボロボロになっていた頃、
一つの言葉に出会いました。
 
私はワラにもすがる想いで、
この言葉を何度も読みました。
この言葉はテレフォンカードでも売られていたので、
購入し財布の中に入れ、心の支えにしていました。
 
ふとこの言葉を思い出し、
財布の中を探してみたら、
そのテレフォンカードが昔のまま入っていました。
精神的にボロボロだったあの頃。
今はすっかり復活し、いつしかその言葉の存在を忘れてしまっていましたが、
今でも、その言葉と共に行動していたのです。
 
印刷はだいぶ薄くなってしまっています。
これからも財布に入れておくつもりですが、
どんどん印字も劣化してきてしまうと思いますので、
この言葉をこちらのブログに書き移したいと思います。
 
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「道」
 
長い人生にはなあ
どんなに避けようとしても
どうしても通らなければ
ならぬ道
というものがあるんだな
 
そんなときはその道を
だまって歩くことだな
愚痴や弱音は吐かないでな
 
黙って歩くんだよ
ただ黙って
涙なんか見せちゃダメだぜ
 
そしてなあその時なんだよ
人間としてのいのちの
根がふかくなるのは
 
 みつを
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あの時は、なぜこの言葉に励まされたのか?
それはこの言葉が、あの時の苦しみに
「人間としてのいのちの根がふかくなる」という意味を与えてくれたから。
あの時の苦しみが無意味なものなら、本当にやりきれなかった。
だけど、今実感しています。
あの時の苦しみのお陰様で、「私のいのち」の根は確かに深くなりました。
 
 
今、苦しんでいる人へ
 
 きっとあなたも今、人生の中で通らなければならない大切な道を歩いています。
 あなたの人生という小説において、
 その道を歩くことには、とてもとても重要な意味があります。
 今は、あなたの「いのちの根」が深くなる時期なのです。
 苦しいでしょうけども、頑張ってください。
 「いのちの根」が深ければ深いほど、
 あなたの人生にふさわしい力強く美しい花を咲かせることができるようになります。