自由勉強と図鑑

私が小学生の頃、自由勉強という宿題を毎日やっていました。
自由勉強とは、その名のとおり「何でもいいから自由に勉強をしてきなさい」というものです。
 
私の周りの子は、算数のドリルをやったり、漢字の書き取りをやったりしていました。
で、私は何をやったかというと、ほとんど理科でした。
動物の図鑑から、動物を1匹チョイスし、
ノートにその動物の絵を描いて説明文を書き写すことをやったり、
ジャガイモから澱粉を取り出し、ビニールの袋に入れてノートに貼り付けたり。
 
とにかく、とても理科が好きでした。
かと言って、今理系の仕事をしている訳ではないのですが、
世界を知ることに興味があったのだと思います。
 
図鑑は30冊ほど持っていました。
祖母が毎月1冊ずつ購入してくれたのです。
そのお陰で、世界に興味を持てたのかもしれません。
祖母に感謝しないといけないですね。
 
いつか私も可能なら、なるべく多くの子どもに図鑑をプレゼントしたいなと思います。
世界に興味を持つことは、とても素敵なことですから。
 
当時、自由勉強は結構続いた記憶があります。
1年間続けて、ノートも6冊くらいになったのではないでしょうか。
 
自由勉強は、楽しんでやっていましたね。
なんせやることを決められていなかったので、
気の向くままに図鑑などを調べてノートに書き写していました。
 
よく考えると、これが私のブログの原点かもしれません。
今でも、ブログで雑学や知識を描く時は楽しんでやっています。
頭の中に雑学や知識のタネがあり、それをネットや書籍で調べて肉付けします。
ブログに発表できるくらいの品質になったところで、文章を描き始めるのです。
 
これは、まさに子どもの頃の自由勉強と同じこと。
 
自由勉強では、やった勉強に対して先生がコメントを書いてくれました。
児童はクラスに25名くらいいたので、先生の苦労は相当なものだったと思います。
先生は、私が学校の勉強とは全く関係のない勉強をしているというのに、
それを咎めもせず、「面白い動物がいるのですね」とか毎回丁寧にコメントをつけてくれました。
私は、先生のコメントが嬉しくて、毎晩面白いネタを図鑑から探したものです。
 
・・・今この文章を描いていて、改めて思いました。
先生に感謝しないといけないですね。。
 
もしかしたら、私は幸運な子どもだったのかもしれません。
祖母や先生のお陰で、世界に興味を持てるようになった訳ですから。
 
世界への興味は、学校の通常の勉強にもプラスに働くだけではなく、
「真」を知ろうとする態度が自身に形成され、
生きていく上で周囲に流されないという重要な価値観をも与えてくれます。
 
私は、今後もこのブログという自由勉強を続けたいと思います。
世界を知ることは相変わらず楽しいことですし、
いつか「真」に到達できる日が来るかもしれません。
 
私の知識の冒険は、まだまだ続くのです。