「白ひげ」に憧れて

私にとって、「幸せ」とは何か?
半年間、ブログで「考察」を続けてきました。
どうやら私の目指すべき「幸せ」は、
「無償で与える」ことなのかなと思っています。
 
実はこの前まで、「無償で与える」の他にもう一つ「幸せ」の候補がありました。
「つながり」です。
「無償で与え」て、そこから得られる「つながり」が欲しいと思ったこともありました。
イメージとしては、親が子に愛情を与え、
子が親に甘えてくれたり笑顔を向けてくれることに、
親が幸せを覚えるような感じでしょうか。
 
だけど、「つながり」という見返りを求めている時点で、
「無償」じゃないなと気づきました。
それに「つながり」なんて、求めようがない。
「つながり」は、相手がいて初めて成立するもの。
相手の心が変われば、すぐに「つながり」なんて崩壊します。
 
今までの私は、「つながり」を求めるあまり、
相手の心の動きに一喜一憂していました。
この「つながり」を求める状態は、全然「幸せ」とは程遠いのです。
例えば、何かの原因で相手が自分にマイナスの感情を抱いたと感じたときに、
例えでもなんでもなく、私は不幸のどん底に落ちます。
自分が、この「世界」にいる価値が全くない不要なものであると感じ、
「死にたい」と思うほどに、心の状態がどん底に落ちるのです。
 
こんな有様なので、ずいぶん辛い人生でした。
「つながり」を得た状態は「幸せ」かもしれませんけど、
「つながり」を求める姿勢は「不幸」しか呼び込みません。
これは、今までの私の人生経験から確実に断言できることです。
 
やはり「無償で与える」ことに「幸せ」の秘密があるように思います。
見返りを求めて、「与える」姿は痛々しい。
「無償」である以上は、好きな人でも嫌いな人でも平等に「与える」。
そして、弱く苦しんでいる人に、より厚く「与える」。
見返りを求めずに、当然のごとく堂々と「与える」のです。
 
「与える」ためには、「優しさ」と「力」が必要。
 
「優しさ」は、例えば嫌いな人に積極的に「与える」ことで、磨くことができそうです。
実は、私には反目している肉親がいます。
この肉親との関係改善は、私にとっての「試練」なのでしょう。
 
そして「力」は、「努力」によって。
自分の「命」である人生の時間を投資することで、「力」を獲得することができるはずです。 
今までの私は、仕事以外の余剰の時間を、
インターネットを見たりとか、ささやかな快楽に浪費していました。
そんなささやかな快楽よりも、もっと素敵な状態があると、「心から納得する」ことで、
大事な自分の余剰の時間を投資に回すことができるようになると考えています。
「努力」は私にとって、とても苦手な種目。これもまた「試練」です。
 
ところで、「努力」のために「心から納得する」には、具体的なイメージが必要。
私は、この具体的なイメージに、漫画の力を借ります。
私の目指す具体像は、漫画「ONE PIECE」の「白ひげ」という海賊のキャラクターです。
漫画「ONE PIECE」を読んだことのない方には、チンプンカンプンですよね。
すみません。
どんなキャラクターかというと、仲間のクルーを「息子」と呼んで愛し、
強大な力と心で、弱者や虐げられた者の住む島を護る。
仲間のクルーに裏切られて腹を刺されても、そのクルーを大きな愛情で包む。
 
私にとって、「白ひげ」のような人間になることは、とても素敵なことです。
「白ひげ」のように生きる将来の姿をイメージすれば、
余剰の時間を投資に回す誘因が十分に生まれます。
 
実際に漫画を読まれた方には賛同をいただけると思いますが、
漫画「ONE PIECE」の中でも、この「白ひげ」が活躍する辺りは屈指の名場面です。
「こういう存在になりたい」という様々なタイプのキャラクターが登場する漫画「ONE PIECE」。
人生の教科書にもなり得るよい漫画だなと、私は思います。
(道徳の教科書なんかよりもよっぽど)
 
私にとって、「考察」は力なり。
だいぶ準備は整いました。
そろそろ「幸せ」に向けて、動き始めます。