家族旅行に行ってきました。

土曜日に家族旅行に行ってきました。
行き先は、北茨城市。福島との県境です。
 
北茨城市には、五浦海岸という観光地があります。
ここの名物が「あんこう鍋」。
私たち家族は、「あんこう鍋」を目当てに車で東京から北上した訳です。
 
ところで、この地も3.11の震災で大きな大きな被害を受けました。
震災直後のユーチューブの映像を見ますと、
7〜8メートルの津波が押し寄せたそうです。
 
観光地の五浦海岸には、岡倉天心の建てた「六角堂」という観光資源がありました。
岡倉天心は、明治時代に日本美術の復興・保存に励み、日本文化を広く海外に紹介し、
自らも創作活動を行ったという日本美術史上の偉人です。
ウィキペディアこちら
その岡倉天心がよく過ごしていたのが、五浦海岸であり、
彼は考え事をするために、海を一望できる断崖に「六角堂」を建てました。
この「六角堂」を目当てに訪れる観光客も多く、五浦海岸の観光の目玉スポットでした。
 
しかし、3.11の震災による津波が、「六角堂」を消失させてしまいました。
 
私が訪れたときには、旅館は「震災の影響により」ということで休業。
あんこう鍋」を出して頂いた食事処も、少し寂しい感じでした。
もちろん「あんこう鍋」は、とても美味しかったのですが。
 
また、車で海岸沿いを走っていると、
津波の被害で破壊された家の跡地をたくさん目撃しました。
宮城と福島も、震災によって大きな大きな損害を受けましたが、
北茨城の被害も甚大です。
 
この動画は、北茨城市の震災直後の被害状況です。

 
ここ北茨城市を始め、日本には元に戻すことのできないとても大きな傷跡が残りました。
はたして、日本人は震災前と震災後で大きく変わったのでしょうか。
 
あの震災は、簡単に通り過ぎてよいものではありません。
そう思い、震災の関連動画を見ていたときに、私の心に突きつける動画を見つけました。

 
流れる曲は、中島みゆきさんの「人間失格」。
是非視聴してみてください。
 
あの未曾有の大震災の後にも、内閣不信任案騒動等の権力闘争を始めた日本の政治家達。
自分達だけの老後のために、自分達の天下り先として原発推進を画策する高級官僚達。
責任回避に終始して、自分たちの保身のことにしか目が行かない東電幹部達。
「もう、人間やめますか?」
 
20世紀は、「自分」のために「努力」してモノを掴む人たちの時代。
しかし、彼らは人の心の痛みを知ろうとせず、人を平気で傷つける。
 
21世紀は、「与える」人々の時代です。
「与える」人々が、「世界」のために「努力」するのです。
 
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