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「笑顔」「ほほえみ」「スマイル」。
見ているだけで「幸せ」になれる、不思議な現象。
世界中の人が「笑顔」になれば、
さぞかし「幸せ」な世界が実現するような気がします。
(笑顔のウィキペディアこちら
 
ところが、「笑顔」って意識して作れるものではないらしいのです。
よくカメラで撮影してもらう時に、
意識的に「笑顔」を作ろうとしますが、
ぎこちない「笑顔」になることがありませんか?
 
本当の「笑顔」の表情は、無意識に作られます。
そもそも、本心からの「笑顔」と、作り「笑顔」は、
扱う脳の領域が全く別なのです。
本心からの「笑顔」は、「大脳基底核」という場所で作られます。
この部分には、脳の「皮質」という「思考」を司る部分が関与できません。
また、本物の「笑顔」の表情を作る動作は、
何十もの小さな筋肉がこまかな協調をして成り立っており、
実は非常に高度な顔の筋肉のコントロールを必要とします。
ですので、意識して「笑顔」を作ろうとしても、
おいそれと自然な「笑顔」はできない訳です。
 
訓練すれば、作り「笑顔」も、さまになってきますが、
それでも、「無意識」レベルでは、
本心からの「笑顔」との違いを察知することが可能です。
 
作り「笑顔」を見破ることができれば、
このせちがらい世の中、何かと役に立つかもしれませんね。
つまり「笑顔」は言葉と違い、嘘をつけないということです。
なぜなら、本物の「笑顔」は「思考」では作れず、
「心」の状態がそのまま出てしまうから。
 
相手の「笑顔」に違和感を感じたら、「直感」を信じた方がよいでしょう。
きっとそれは、作り「笑顔」。
本物の「笑顔」は「無意識」に直接作用するから、
相手の「思考」に関わらず強制的に相手の「心」を「幸せ」にする力があります。
一方、作り「笑顔」には、そのような力がないです。
極端な話、嫌いな人がいたとして、その人がもし本物の「笑顔」を向けてきたら、
あなたの「思考」とは裏腹に、相手に好ましい印象を持ってしまいます。
もともと「笑顔」は、あかちゃんの武器なのです。
親は、その天使の「笑顔」に、「心」を「無意識」レベルで射止められ、
あかちゃんの「幸せ」を「心」から望むようになります。
 
このように、「意識」を通さない直接の受発信だからこそ、
「笑顔」は「意識」側の我々の目には、不思議な現象に映る訳です。
 
さて、本心の「笑顔」は、する側の「心」のストレスを癒しますが、
逆に、作り「笑顔」は、する側の「心」にストレスを残してしまいます。
ですから、自分はどうしたら自然でよい「笑顔」ができるのか、
考察を深めることは有意義なことです。
その「笑顔」を生む状況や環境の先に、きっとあなたの「幸せ」があります。
 
「幸せ」になりたいと思う人は、
まずどうしたら、自分が自然な「笑顔」になれるかじっくり考えてみて下さい。
結果として、あなたが「幸せ」になってくれると、
周りの人の「心」もあなたの「笑顔」に癒されるので、
世界も「幸せ」になっていきます。
 
(笑顔のイラクの少女)

 
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