「花」〜それぞれに美しく誰のためでもなく〜

私の職場には、胡蝶蘭があります。
1年以上前には、豪華で綺麗な花を咲かせていたのですが、
一度全ての花が落ち、ずっと葉っぱと茎だけの状態でした。
しかし、二番花を咲かせようと部屋の中で栽培を続けていたのです。
 
最近花芽を伸ばし「つぼみ」をつけていたので、注目をしていました。
とうとう今朝、見事に一輪の花を咲かせたのです。

 
昨日は咲いていなかった花が、今日は咲いている。
胡蝶蘭が生きているのを、心から実感しました。
そして、「花」の美しさはもちろんのこと、
「生命」の美しさというものを深く感じたのです。
 
この胡蝶蘭は、ちょうど私の仕事している視線の先にあります。
ですので、毎日ちょくちょく眺めていました。
 
少しずつ、「つぼみ」が大きくなっていく様子。
そして、「つぼみ」が少しずつ開く様子。
 
生命の「一生懸命さ」が、本当に美しい。
 
「私も頑張ろう」と、強く想いました。
こういう都合のよい思い込みをできるのが、
「感受性」の強い人間の特権です。
 
最近、私は「一生懸命」生きられなくなってきたので、
この「花」に習って、ただひたすらに前進しようと改めて心に誓ったのです。
 
人も「花」を咲かせる。
私は、そう考えています。
 
 
最後に、私の大好きな「優しい唄」をご紹介します。
 
原涼子さんの「花」です。
昔「俺の屍を越えてゆけ」という名作ゲームがありました。
このゲームは、
原涼子さんの「花」という唄を聴いた作者が、
この唄をゲームにしようと企画したものだったのです。
 
とても心に染みこむ「優しい唄」だと思います。
もしよかったら、以下の「ユーチューブ」で聴いてみて下さい。
心の奥の疲れが解け、じんわりと美しく生きる力が染みこんできます。

「花」樹原涼子( PS RPG遊戲『俺の屍を越えてゆけ』主題曲)
 
 花、花、どんな花 こぼれるように咲き誇る
 花、花、どんな花 匂い優しく
 
 森の小道に 川のほとりに
 それとも 誰かの庭に咲く一輪の花
 それとも 花籠に束ねられて
 
 虚ろいやすく 儚い命
 それぞれに美しく 誰のためでもなく
 ただひたすら 咲いて 咲いて 散るまで咲いて
 
 花、花 どんな花 匂い立つほど麗しく
 花、花 どんな花 心優しく
 
 比べないで 他の誰かと
 それぞれに美しく 誰のためでもなく
 ただひたすら 咲いて 咲いて 散るまで咲いて
 
 花、花 どんな花 匂い立つほど麗しく
 花、花 どんな花 心優しく
 
 花、花 どんな花 貴方らしく咲き誇って
 花、花 どんな花 命燃やして
 
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