【書籍紹介】「夢をかなえるゾウ」

先日のブログでお話ししましたが、
私は最近読書会に参加するようになりました。
Shablio(シェブリオ)という読書会です。
 
この読書会は通常の読書会と違い、課題図書というものがありません。
集まって行われることは、本のシェアです。
皆が持ち込んだオススメの本を各人がプレゼンして、
そのプレゼンを聴いて気に入った人がその本を持って帰ります。
自分にとっての良書を無料で読むことができる。
これほど、コストパフォーマンスがよいことはない訳です。
 
さて、今日はその読書会「シェブリオ」で、持ち帰った本を1冊紹介します。
その本は、「夢をかなえるゾウ」(水野敬也著、飛鳥新社)です。
100万部を突破したベストセラーなので、読んだ人も多いかもしれませんね。
テレビドラマにもなったメジャーな書籍です。
内容は、「成功するには?」という自己啓発本ですが、
そもそも「成功」しない生き方もあるよということも描いてあり、
「成功とは何か?」という「本質」を考えさせてくれます。
ですから、「成功」しなければ生きていく「意味」なんてないという
「イケイケ」の雰囲気でもなく、
「成功」しようと強く願っている人にも、そうでない人にも「優しい」内容です。
「人生」をよりよく生きたいと漠然と願っている全ての人にオススメします。
 
そして、この本の一番の魅力はなんと言っても、
主人公に「人生」の「生き方」をレクチャーする
ちゃらんぽらんなゾウの神様「ガネーシャ」の存在です。
この主人公と「ガネーシャ」の掛け合いが、本当にコミカルで笑えます。
そのお陰で、「人生」ってそんなに難しく肩肘張って対峙するものでもないんだなぁって、
リラックスして「人生」のことを考えることができる訳です。
 
私はこの本を読んで、
めちゃくちゃ「人生」の「本質」を捉えている本だなぁと感心しました。
「本質」を捉えているため、とても「心」から納得がいくのです。
ガネーシャ」は、主人公に「成功」するための必要な課題を出していきます。
きっとその課題を実践したら、「人生」を変えていけると思うのですが、
私が注目したいのは、その「課題」をやる意味の説明の方です。
「人生」というものを紐どいて、とてもシンプルにわかりやすく説明しています。
このブログで私が思い至ったことや、更にその先のことまで描かれており、
「これはスゴイ」と読んでいて思ったものです。
 
この本を読まれる方には、是非ネタバレなしで、
「!」という発見をたくさんしながら、読んでいってもらいたいなと思います。
きっと「ガネーシャ」の奔放さに振り回されながら、面白おかしく読み進めるはずです。
 
一つだけネタバレになってしまいますが、私が「!」と思った内容を描きたいと思います。
それは、人が劇的に変われる環境のお話。
「人生」にどんな出来事があれば、人は変わることができるのか?
 
一つは、大きな「不幸」です。
平穏な日常の中では変われなくても、
大きな「不幸」に襲われると人は否応なく変わることができる。
いや、変わらざるを得ない。
ですので、今現在「不幸」の中にいる方、もしくは過去の「不幸」に囚われている方に、
その「不幸」はめちゃくちゃ憎い存在だけど、
一方で自分を変える力を持つというプラスの面も意識してもらえるといいなと思います。
「不幸」は「人間的成長」の大きな糧です。
そして「人間的成長」は、必ずあなたの「人生」に「幸せ」をもたらします。
是非「不幸」を見事乗り越えて、多くの「経験値」を獲得し、
レベルアップした自分の「成長」を噛みしめましょう。
 
そして、もう一つ。
人が変わることのできる「人生」の出来事とは?
それは、自分の「才能」を人に認められるという「体験」です。
これが、「不幸」にも匹敵するような、「人生」の大きなイベントになる。
私はブログを描き始め、
読んだ方から「スター」をつけて頂いたり、「いいね!」をもらえた時に、
とても興奮しました。
後で思い返すと、延々と続く日常の中、確かにこの事実は私にとって大きな存在感です。
以前の会社で遭遇した「いじめ」という「不幸」に匹敵するくらい「心」に残っています。
私はここに思いが至り、「!」となった訳です。
 
「才能(ギフト)」を見つけることが「人生」にとても大きな意味を持つと、強く感じます。
これからのブログでは、
「才能(ギフト)」についても掘り下げて考えてみたいと思う次第です。
 
さて、私は「人」を肯定的に見ることができる「才能(ギフト)」を持っているため、
「人」の「才能」を発見しやすいという特技を有しています。
ですので、これからは意識的に多くの人の「才能」に言及していきたいと思う次第です。
そして「人」の「才能」を見極める特技をもっと磨いていきたい。
「才能」を認められることにそんなに大きな意味があるのなら、
是非「花咲じいさん」のように、
多くの人の「才能」を「承認」して回りたいと考える次第です。
 
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