「感情」的になるとしっぺ返しを受ける

「感情」的になってはいけない。
特に「怒り」の「感情」を表わしてはいけない。
 
社会に出ると、誰しもがある程度は肌で感じていることです。
 
それは、世の中の一定数に「感情」を「感情」で返してくる人々がいるから。
しかもその「怒り」が正論であることも多いため、相手はその場では何も返さずに、
後で、責められたことを曲解して締め付けてきたり、
別の責める理由を見つけたりして、長期的に「報復」してくることが多い。
 
「怒り」の感情を表わすのは、
「報復」のリスクを覚悟して行わないといけません。
「感情」を表わすのには、それだけの攻撃力が秘められているのです。
また、すぐに「感情」的になるようでは周囲から軽んじられてしまいます。
本当に「怒る」必要がある時にしか、
「怒り」の感情を表わさない方が、余計な「不幸」を背負わずに済むでしょう。
 
私は、「怒り」を感じるべき場面でも、
極力「怒り」を感じないようにするし、
感じたとしても極力「怒り」を外に表わさないようにしています。
 
「怒り」はすぐに外に放出せずに、長期的に「活用」することが吉です。
私は、人間の「価値」は「人間力」であると考えているので、
感じた「怒り」は、「人間力」向上に使わさせてもらいます。
 
人それぞれ、人間の「価値」とは何かという考えをお持ちでしょうから、
その「価値」を明確に意識し、
「怒り」を感じた時に、その「怒り」を糧にして「価値」を伸ばし、
相手を越えてやろうという「意思」に変換することが最も建設的でスマートな方法です。
 
また、感じた「怒り」を「心」の中に蓄積し過ぎると、いつか「心」を壊します。
現に、以前の会社でいじめにあった私の「心」は、壊れました。
 
ですが、悔しいことにすぐに外に出しても更なる「報復」に直面し、
ますます「怒り」の火に油が注がれます。
 
やはり「怒り」に対処する最も望ましい方法は、
「意思」に変換することであるというのが、
私の今までの経験則です。
他の道は、更なる「不幸」へと続いています。
 
「怒り」を感じたなら、その先の選択肢を「心」してお選び下さい。
「怒り」を感じたところから、あたなの「心」の闘いが始まります。
 
「怒り」には、「笑顔」で対処し、「意思」で応える、ことができて初めて、
相手への「怒り」に打ち克ったことになるのです。
 
「強くなければ生きていけない、優しくなければ生きる資格がない。」
                          (私立探偵:フィリップ・マーロウ
 
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