「仕事」に「自信」を

皆さん、メリークリスマスです。
 
日本では、クリスマスイブでクリスマスが終わったような感じがしますが、
欧米では、今日から年末までが、とてもワクワクのクリスマスシーズンとなるようです。
 
全ての人々にとって、素敵なクリスマスとなりますように。
 
さて今日は、前回の続きの「幸せ」仕事術の話をしたいと思います。
 
前回は、何のために「仕事」をすると「幸せ」になれるのか?
という考察を進めました。
 
詳しい説明は、前回のブログを読んで頂ければと思いますが、
結論としては、「お金」でもなく「他者からの評価」でもなく
「自身の成長」のために働くことか「幸せ」の「仕事」につながるというお話でした。
そして、「他者からの評価」でなく「自身の成長」のために働くためには、
自分の評価は、他者ではなく自身の「モノサシ」で行うことが重要であると描きました。
 
さて、自分を評価するモノサシを他者から取り返さないといけないのですが、
そのためには「自信」を持つこと必要です。
「自分は仕事ができない人間なんだ・・・」って思っていたら、
いつまでたっても「自身のモノサシ」は形成されません。
 
じゃあ、自らの仕事に「自信」を持つためにはどうしたらいいか?
それには、他者に「貢献」をして「信」を得る必要があります。
 
ところで、「仕事」とは平たく言うと「貢献」です。
「お金」のために働いている人から見ると、そのことは気づきにくいかもしれません。
しかし「仕事」の「本質」は、
お客様や組織のメンバーのためへの「貢献」であると私は考えるのです。
なぜなら、私たちは「モノ」ではなく「人」だから。
機会やロボットは、エネルギーという「物質」を与えてもらえれば動きますが、
私たち人間は、そこに「意味」を見いだせないと動くことができない訳です。
だから、表面的には「お金」のために働いていると感じていても、
実際には、働いている場面場面で他者に「貢献」をしているという「意味」を「心」に抱いて、
人は働いています。
人によって場面によって「貢献」の濃さ薄さはあるかと思いますが、
例えばコンビニのレジにスタッフとして立っている人達の「心」は
程度の差はあるにせよ、確実に「貢献」モードになっているはずです。
人は、「仕事」に集中している時には「お金(給料)」のことは忘れます。
ですから、よい「仕事」とは、よい「貢献」のことであり、
自信の中で「貢献」度が高い仕事は、「心」に「仕事」に対する納得感と満足感を生みます。
 
そして、質の高い「貢献」を受けた相手は、
「貢献」をくれた人に対して「信」という「心」の貨幣を渡します。
これは、「物理世界」のお話でなく、「精神世界」のお話です。
「物理世界」においては、「仕事」をしても「お金」はゼロということもあり得ますが、
「精神世界」においては、「貢献」をすれば、必ず相手の「心」に「信」を生じます。
まるで、水面に石を投げ入れたら、必ず波紋が生じるように。
 
そして、他者から発信された「信」が、今度は自信の「心」の水面に共鳴の波紋を生み、
そしてようやく、自分に対する「信」、すなわち「自信」を獲得することができる訳です。
 
このように「本質」を「考察」をしていくと、
「真」の「仕事」の正体が見えてきます。
そこに見えるのは、
「貢献」→「信」→「自信」→「更なる貢献」という「人間成長スパイラル」なのです。
「貢献」をすれば、必ず相手に「信」が生じ、必ず自分に「自信」が生じます。
今日の「幸せ」仕事術では、この点が最もお伝えしたい2つのうち1つです。
相手の「心」に「貢献」という石を投げ入れれば、
必ず相手の「心」に「信」という波紋が生じ、
そして自身の「心」に「自信」という波紋が共鳴して発生します。
相手からの「信」は、必ずしも「感謝」という形になって現れるものではありません。
それは、目に見えない「心」の水面下で無意識に行われる
「心」のエネルギーのやり取りなのです。
 
そして実は「仕事」の「本質」には、「お金」なんて全く関与しません。
「お金」や「感謝」の言動は、「信」から副作用的に派生する現象に過ぎず、
「貢献」に対する「お金」や「感謝」がゼロだったとしても、
「心」の地下水脈では、
確実に「信」→「自信」という波が起きていることを意識することが重要なのです。
 
このサイクルを回すと得られる「果実」が、
「お金」や「感謝」ではなく「成長」であるということが、
私が最もお伝えしたいもう一つの点となります。
 
スタート地点の「才能」がどうであれ、
「成長」を続けようとしている人に、人間は「信頼」を寄せるのです。
この「心」のメカニズムを踏まえて考えると、
サッカーやオリンピックの選手が無条件に国民から高い「信頼」を受ける現象も
不思議ではありません。
 
「成長」を続けようとする姿勢。
人はそれを「誠実」と呼びます。
そして、「成長」の中でもとりわけ重要なのが「人間的成長」。
なぜなら、その「成長」こそが、「心」や「人生」の真の目的だと思うからです。
そして、この「人間的成長」を停止する態度を「傲慢」と呼びます。
「傲慢」は、キリスト教の「7つの大罪」の中でも、最悪の罪とされているのです。
 
話が少し脱線してしまいましたが、最後にもう一つ大事なことを描きます。
「貢献」はどんなことでもいい、ということです。
自分のやっているメインの仕事で「貢献」することが難しければ、
他の分野で貢献しましょう。
「精神世界」の中で、「貢献」には違いも優劣もありません。
「精神世界」は、「物理世界」と違って非常にシンプルなのです。
メインの仕事で「貢献」できなくても、
職場のメンバーが大変そうな時に、手作業を手伝ったり、
職場の雑務を進んでやったり、お茶を入れてあげたり、
他に「貢献」できることはたくさんあります。
まずは、そういったところから始めて、
他者からの「信」と、「自信」を獲得していけば、
十分に「幸せ」に「仕事」できるようになると、私は考えるのです。
 
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