「せめぎ合い」

私たちは、常に「せめぎ合い」の中に生きています。
 
それは、とても苦しいもの。
私にも、たくさんの苦しい「せめぎ合い」があります。
 
例えば、もっとブログを描いたり本を読んだりしたいのに、
仕事に多くの時間をかけなければいけないから、苦しくなってしまう。
例えば、やらなければならないことがあるのに、
十分に気力を持てずに、苦しくなってしまう。
 
つまり私たちは、
いつも「理想」と「現実」の狭間で「せめぎ合い」の状態に巻き込まれている訳です。
 
さて、ならばこの状態を脱却するにはどうしたらいいか?
私たちに与えられた全てのものは「無限」でなく「有限」であると、
「心」で理解することだと思います。
 
例えば、時間は「有限」である。
例えば、気力は「有限」である。
そのように「心」で渋々でも納得すれば、
いかにこれらの「資源」を無駄なく効率的効果的に使うかという方向に
「心」が関心を持ち始めます。
また、気力のように増やせる資源であれば、
どうすれば気力を増やすことができるのかというところに関心が動くはずです。
 
結局この世界では、「自分」の「心」以外は、全て「有限」なのだと思います。
「無限」の世界から、この「有限」の世界に生まれた私たちの「心」は、
この世界も「無限」であると勘違いしてしまうのでは?と考える次第です。
生まれて間もない頃は、
「サンタクロース」も「アンパンマン」も実在すると「信」じています。
しかし、「有限」の世界では、
「無制限」に誰かを助けてくれるヒーローなんていない訳です。
皆、そんな「時間」も「カネ」も「能力」もない。
 
段々、この「世界」の「有限」さを、わかってくるのだけど、
それでも「心」は大人になってもまだまだ、
物事を「無限」だと勘違いをしてしまいがちなのだと思います。
だからこそ、いつまでも「無限」でない「現実」に苦しめられていた訳です。
 
まあ、「無限」の方が「楽」ではありますが、
「有限」の方も「楽しむ」ことはできるかもしれません。
私たちは、「無限」にこの「有限」の世界にいる訳ではないのです。
いつか「有限」の「時間」が終わるまでは、
「有限」というものと、いかにうまくつきあっていくか
「ゲーム感覚」で楽しめたらいいんだろうなと思います。