「感謝」は「心」の潤滑油

「感謝ノート」を続けています。

「感謝ノート」とは、その日の終わりに一日の感謝したい出来事を書きとどめるノートです。
私は、無印良品の「再生紙ノート・ウィークリー」というノートを愛用しています。
値段は、たったの100円!


 
見開きで、左に「感謝」を、右に「成功」を、記録しています。
このノート、すごくちょうどいいです。
 
さて今日は、
「感謝ノート」を続けていることで実感できる「感謝」の効能を描きたいと思います。
 
それは、「箱」から出られるということ。
 
何を言っているかわからないという方のために説明します。
「箱」とは、以前私が職場の研修で習った人間関係の状態に関する概念です。
平たく言うと、誰かに対して感情的になっている状態を指します。
これを、「その人は○○さんに対して「箱」に入っている」と呼ぶのです。
そして、相手の人も「箱」に入ってしまい、感情対立の相互ループが始まります。
 
(詳しくは、過去ブログ『「箱」は「世界」を救う』をどうぞ)
 
一旦このループに入ってしまうと、相手との関係に負のスパイラルが発生し、
基本的にはそこから抜け出すことができないとされているのです。
 
しかし「感謝ノート」を書くと相手への「箱」に、穴を開けることができます。
相手への「負の色眼鏡」を一瞬外すことができるからです。
 
さて「感謝ノート」を一日の終わりに書いていると、
いつも「今日何か「感謝」することなんてあったっけ?」という状態に陥ります。
私は今まで、ずっとそんな不義理な生き方をしてきたのでしょうね。
 
しかし、いざノートを広げると「感謝すべきこと」が頭に蘇ってきます。
ここでポイントは、「感謝すること」ではなくて「感謝すべきこと」だということです。
この段階でも、まだ「感謝」はしていません。
私は、本当に恩知らずな人間ですね。
 
そして「感謝すべきこと」を思い出してから、
ようやくその人への「感謝」を想うようになります。
 
さて、この手順で想起された「感謝すべきこと」は、
相手を選ばず公平に脳裏に蘇ってくるようです。
 
ですので、相手に対して「箱」に入っていようとお構いなしに
相手に「感謝」することができます。
これは、大きな気づきです。
負の感情を抱いていた相手に対して「感謝」を抱くことに最初は戸惑いを感じますが、
しばらくしたら相手への感情が「ニュートラル」に戻っていきます。
そして「ニュートラル」に戻ったところで、再度「感謝」を感じることができるのです。
 
「感謝ノート」は、「箱」に風穴を開けます。
 
また精神的にうまくいっていないうつの状態の時には、
「負の色眼鏡」をかけてしまい何事も悪く見えてしまうものだと思います。
そういった時にも、「感謝ノート」は現状を打破する重要なツールになると考える次第です。