ネット時代の散歩道

今日は、昨日から実家に帰省中です。
朝、父親と早朝の散歩を楽しみました。
 
公園を歩いたり、貯水池の横を通ったり、カルガモや野良猫に出会ったり、
自然豊かな気持ちの良い30分ほどの散歩でした。
 
私は父親と話しながら、
公園の植木の奥の方に小さな赤い花が咲いているのを見つけました。

 
大きさは小指の先程の小さな花です。
 
こんな寒い時期にも花が咲くんだなと思いつつ、
父親にその花の存在を伝えたところ、
父親は盆栽をやっていたので、その花の名前を知っていました。
その花は、「ボケ(木瓜)」でした。
 
木のウリ(瓜)と書いてボケと読みます。
ウリのような実をつける木なので最初「もっけ」と読んでいたのですが、
それが訛って「ぼけ」と呼ばれるようになったそうです。
また、花言葉は「先駆者」「指導者」。
日本の「ボケ」というネーミングからは想像できない知的な花言葉ですね(笑)。
 
今の時代は便利なもので、これらの情報はその場で全てスマホで検索しました。
様々な情報に興味を持てる、体だけでなく頭も使う散歩となった次第です。
 
また、父はボケの実を食べたことがあるそうで、
口の中がしびれたので、すぐにはき出したと言っていました。
父自身も忘れていた、そんな父の思い出も聴くことができたのです。
 
そうして私は、父や母に手書の散歩マップを創るように勧めました。
私の甥にあたる孫に見せるためです。
 
父が地図を描いたり、四季の写真を貼り付け、
絵手紙を趣味とする母には、花や小動物のイラストを描いてもらいます。
 
そのマップを散歩の事前に見せることで、
孫に植物や動物への好奇心を感じてもらうことが可能です。
そうすれば、理科とかの勉強への興味に紐づけられるかなと思います。
また、祖父母作成のマップを手に孫と一緒に散歩をしたら、
ただの散歩もとても楽しいものになるでしょう。
 
そういった散歩ができたら、とても楽しいと思いませんか?
 
「好奇心」は「人生」を旅する上で、とても重要です。
「好奇心」があればただの散歩も、エンターテイメントになりました。
「人生」の旅路も「好奇心」さえあれば、
遊園地のように刺激的で感動的なものになるのだと思います。