朝日に「幸せ」を観た

前々回のブログでも描きましたが、私は最近「日の出前」に目を覚ましています。
そして「日の出」と共に散歩をすることが、習慣になりつつあるのです。
 
散歩していると、よくブログネタを思いつくので、
その都度立ち止まってスマホにメモをします。
そういった朝取りの新鮮なネタを調理して、日々のブログを振る舞っている訳です。
 
目的もなく散歩していると、「脳」が自由を感じ「脳」が遊び始めます。
体もリラックスしていて、そういう時に「インスピレーション」が降りてきやすいですね。
朝の散歩さえさせてもらえれば、千夜一夜物語のシェヘラザードのように、
千一話の話を毎日創造することも可能だと思っています。
まあシャフリヤール王が私の話に興味を持ってくれるかどうかは、未知数ですけど。
それでも私は、既に593日のお話を、このブログで紡いでいます。
千夜一夜物語ウィキペディアは、こちら
千夜一夜物語に関する私の過去ブログは、こちら
 
という訳で、朝の散歩は「脳によい」というのが私の持論です。
 
なぜか?
3つの根拠を挙げたいと思います。
 
(1)五感が非日常のパターンにさらされる
  あなたは、1日の多くの時間をどこで過ごしますか?
  職場ですか?家ですか?
  まさか、1日中あてもなく外をぶらついている人はいないと思います。
  散歩が提供してくれるものは、日常とは異なる新鮮な環境です。
  散歩をしていると、五感がマンネリから解放されて喜んでいるように感じます。
  視覚は、成長のエネルギーに満ちている「生命」を捉え、
  聴覚は、早朝の鳥達のさえずりで自然のリズムに同調し、
  触覚は、朝の冷たい空気に1日の始まりを意識し、
  味覚は、澄んだ美味しい空気に「体」と「心」が喜び、
  嗅覚は、人工物でない草花の香り立つ匂いを感じさせてくれるのです。
  
 
(2)目的のない脳がもたらす「アハ体験」
  詳しくは、私の過去ブログを読んで欲しいのですが、
  目的のない時間、脳が遊び出します。
  そうすると、「アハ体験」に遭遇しやすくなるのです。
  「アハ体験」は、脳科学者の茂木健一郎さんがテレビ等で言及して話題になりました。
  この体験に遭遇すると、
  わずか0.1秒の間に脳内の神経細胞が一斉に活性化するらしいです。
 
(3)朝日を30分浴びると、セロトニンという脳内物質が出る
  セロトニンという精神を安定させる働きを持つ脳内物質があります。
  ドーパミンノルアドレナリンなどの感情に影響する情報物質をコントロールするそうです。
  今セロトニンは、精神を安定させ幸せな気分にさせてくれると話題になっています。
 
という訳で、早朝の散歩は「幸せ」につながると私は考えているのです。
 
ただ、個人的には「幸せ」を感じる一番大きな理由が別にあります。
それは、「1日の始まり」を歓迎できるようになったこと。
 
日が昇り始める頃、歩き始め、自然の中で朝日を眺める。
これは、本当に贅沢な体験です。
 
昔は私も「夜更かし」をしていました。
それは、「逃避」の結果でした。
寝たらすぐに次の日になってしまう。
私はそれを恐れて、深夜延々とネットをしたりしていたのです。
 
しかし今は違います。
今の私は、日が昇ることを楽しみにしているのです。
これを「幸せ」と言わずして、なんと言うのでしょうか?