今、図鑑が進化している!

先日、実家で見られる鳥を調べるため、
図鑑を購入しました。
講談社の「DVD付 鳥 (講談社の動く図鑑MOVE)」という図鑑です。
 

 
これが本当によくできていて、感心しました。
まず付属のDVDが、とても興味深いのです。
60分以上のボリュームで、世界中の鳥の興味深い行動が映像で学べます。
 
例えば、鳥の求愛ダンス。
これは、活字でなく実際に目で見ないと、その魅力を理解できないと思います。
 
(以下は、私が最も気に入った「コウロコフウチョウ」という鳥の求愛ダンスです)

 
動物ドキュメンタリーを得意とするNHKエンタープライズ制作ですので、
撮影の仕方も本当に見事です。
私はDVDを観て、「鳥って、本当にすごいな」と心から感動しました。
この図鑑の値段は、2,160円です。
正直DVDだけでも、この値段以上の価値があると思います。
 
それから、図鑑の内容もスゴイです。
私は子どもの頃、「図鑑っ子」で図鑑を眺めて楽しんでいました。
「へ〜、世界にはこんな鳥がいるんだなぁ」って。
しかし今の図鑑は、とんでもない進化をしています。
例えるなら、従来の動物園から、旭山動物園にランクアップした感じです。
 
昔の図鑑は、網羅性を重視していたように思います。
しかし、今の図鑑はと「イラストと名前と説明の網羅」に終わらないのです。
「鳥とは何か?」というところから始まり、
「鳥の興味深い一面」をこれでもかと紹介していきます。
これは、旭山動物園の「行動展示」の発想です。
昔の動物園のようにオリと説明パネルだけの動物園では、
動物の本当の興味深さはわかりません。
彼らの魅力は名前でなく、その姿形や行動そのものなのです。
  
そしてこの図鑑も、彼らの魅力を存分に引き出そうとしています。
以下は、鳥の名前と説明だけでは終わらない、
鳥の様々な特徴を紹介しているページの一例です。
 


 
私は、今の子どもは本当に恵まれているなと感じました。
私も子ども時代に、こんな図鑑に出会いたかったです。
こんな図鑑を読んだら、鳥への興味を感じずにはいられないと思います。
正直この図鑑なら、大人の方にもオススメです。
DVDだけでも、元が取れますから。
私は今度、同じシリーズの動物の図鑑を購入しようかなと考えている次第です。
 
さて、この図鑑の進化を見て、「情報」は進化しているんだなと改めて実感しました。
どのように「情報」が進化しているのかというと、人間を「幸せ」にする方向にです。
 
「情報」の世界において、その進化のスピードには目を見張るものがあります。
そういった中、人々に「幸せ」を提供する機能として、
従来の「宗教」に代わるものが「情報」の世界から出てくると考えている次第です。
 
私は電脳の世界で何とかそういった仕組ができないか、日々夢想しています。