生きる力「感謝」と「誇り」

強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない
 
レイモンド・チャンドラーが生み出した
ハードボイルド小説の探偵フィリップ・マーロウの台詞です。
(関連過去ブログは、こちら
 
この言葉が探偵小説から生み出されたことを知る人は少ないでしょうが、
この言葉自体をご存じの方は多いと思います。
 
この言葉は、「外部情報・価値観(Meme)」です。
(「外部情報・価値観(Meme)」については、過去ブログをどうぞ)
人々の「心」に受け入れられ、様々な人の口から発信され、
今や宿主の小説本体を飛び出して、一つの生命体のように増殖しています。
 
なぜ、人々の「心」に受け入れられたのかと言うと、
この優しい言葉が、私達をとても勇気づけてくれるからです。
 
私は、ここ数日人間関係で悩み、とてもエネルギーを消耗しました。
全ては、私の身から出た錆です。
それは、私の「弱さ」から出ました。
 
「強くなければ生きていけない」
 
「強く生きる」とは、どういうことなのでしょうか。
 
ここ数日の人間関係で弱った私は、このことを考え続けました。
 
現時点で辿りついた答えは、以下の2つです。
「強く生きる」ためには、この2つが必要となります。
(1)「感謝」
(2)「誇り」
 
それぞれについて、説明していきたいと思います。
(1)「感謝」
 人は「愛」を感じられなくなると、なぜか生きられなくなります。
 恋愛のパートナーからの「愛」を失ったと感じたとき、
 どれほど落胆するかを想像すれば、理解できるはずです。
 空から降ってくる「雨」のように、「愛」をただ待っているだけでは、
 私達の「生きる力」はとても不安定となります。
 そこで「感謝」が必要なのです。
 「感謝」は、「愛」を受信する力。
 関心のある特定の相手だけでなく、全ての人達から「愛」は発信されているし、
 太陽の光や草花の命の煌めき、全ての事象から「愛」を受信することができます。
 「強く生きる」ためには、「感謝」でいつも「愛」を感じることが必要です。
(2)「誇り」
 人は自分を「愛」せなくなると、なぜか生きられなくなります。
 自分が「愛」するに値しない人間だと感じたとき、
 日々の「生きる」力は衰退していくのです。
 では自分を「愛」するためには、どのようにしたらよいか?
 まずやることは、自分を受け入れることだと思います。
 「生まれたこと。それ自体が最大のチャンスではないか。」
 音速の貴公子アイルトン・セナは、言いました。
 「失ったものを数えるな 残されたものを最大限に活かせ」
 パラリンピック創始者ルード・ヴィッヒグッドマン博士は、言いました。
 「できないこと」を数えることでなく、「できること」を数えるのです。
 そしてその「できること」と共に生きていく。
 その「できること」こそが、あなたの咲かすべき「花」だと私は考えます。
 「お金がない?」「パートナーがいない?」「不器用で悲しくなる?」
 だから何だと言うのです?
 社会の基準なんて、気にしない。
 あなたは、あなたの「花」を咲かせるために生まれたのです。
 あなたが未来に咲かせる「花」の気配。
 それを、私は「誇り」と呼びます。
 世界に一つその美しい「花」は、あなた自身の本当の姿。
 苦手なことや弱みがあるからこそ、その苦しい体験は肥料となり、
 その「花」をより美しく輝かせます。
 その気高き「花」から香ってくる「誇り」を感じとりましょう。
 
強くなければ生きていけない、優しくなければ生きていく資格がない
 
「感謝」が人を強くします。
「誇り」が人を強くします。
 
「こんな弱い私はイヤだ!」と感じている人は、
この2つを感じるられるように意識するのは、いかがでしょうか?
私は、始めようと思います。
 
日々の全てのことに「感謝」。
そして、自分にも「価値」があるんだと感じるために、
自分が将来咲かすであろう「花」を想って、
そのことに「誇り」を持って、自分を磨き続けます。