永遠を生きるクラゲ


 
ベニクラゲって知ってますか?
手塚治虫の「火の鳥」のごとく不老不死のクラゲです。
彼らは、老化して体が弱ってくると、
48時間をかけて受精卵に近い状態まで戻り、
そこから成長してまた大人になるということを、
延々と繰り返すらしいのです。
何千年も、何万年も。
 
このクラゲを調べて老化防止の研究をしている研究室があります。
ベニクラゲに興味を持った方は、以下のサイトを訪れると、
より詳しく不老不死のクラゲのことを知ることができます。
ベニクラゲ研究室
 
ところで、あなたはチャンスがあれば不老不死になりたいと思いますか?
まあ、漫画や小説で定番のシチュエーションですが、
多くの人は「遠慮しておきます」と不老不死を辞退するような気がします。
 
きっと私も辞退しますね。
限られた時間だからこそ、輝き出す価値がある訳です。
世界、生命、家族、仲間、何気ない日常。
 
例えば、子ども時代の夏休みの思い出は私の宝物です。
もう戻ることのできないあの頃は、失った今だからこそ本当の価値を理解できる訳です。
 
もし永遠に生きられるとしたら、
はたして人生に価値を見出すことができるのかなと思います。
いつか失われるとわかっているからこそ、人生は愛おしく美しいのかもしれません。