今、行きたい場所

私は、二人以上の人から「これはいいよ」と勧められたものは、
「実際にいいんだろうな」と判断するようにしています。
 
で、今行ってみたい場所があるのです。
その場所は、「ここはいいよ」と全く関係のない二人が評価していました。
「知覧特効平和会館」という施設です。
 
「知覧特効平和会館」は鹿児島県にあります。
ホームページはこちらです。
この施設では、太平洋戦争当時の神風特攻隊員の遺品や関係資料を展示しています。
上記ホームページから、展示物の一部を見ることが可能です。
出撃前の子犬を抱いた若い特攻隊員たちの写真。
写真から見る彼らの表情には悲壮感は感じられず、
晴れやかにすら見える笑顔を覗かせています。
ホームページからは閲覧できませんでしたが、
まだ若い特攻隊員達が家族にあてた手紙を読むこともできるそうです。
彼らが何を考え何を感じて尊い命を差し出されたのか、
知覧に足を運び深く考えてみたいと思っています。
 
ところで、戦争の話というのは、話題にするにはとてもナイーブな内容です。
もちろん、平和であることが一番素晴らしいことであり、
戦争はあってはならないことだと私も思います。
組織や第三者の利益のために個人を犠牲にする戦争なんか「クソ食らえ」です。
ただ、戦争が悪だという話とは別に、
戦わなければいけなかった当時の人たちの苦悩に、私は深く思いを馳せます。
そして、「自分の命」という最も大切なものを与えていただいた、
若い特攻隊員の方々の優しさに、一人の人間として深く深く敬意を表するのです。
 
もちろん、彼らは米軍の兵士を殺そうと特攻をしかけています。
それは、殺人行為です。
ただ、その事実をもって、私は彼らを単なる殺人者と断じたくはない。
彼らは、自分達の家族のため、仲間のため、私たち子孫のために特攻を行いました。
もし、日本がアメリカに敗れれば、自分達の家族は殺されてしまうだろう。
そういった気持ちはあったと思います。
 
身内びいきなのかもしれませんが、
自分達に危害を加えるつもりなど全くない一般市民への自爆テロとは、
全く性質が異なるものだと思うのです。
 
自爆テロを行うイスラム教信者の方々は、敬虔な人なのでしょう。
一方、神風特攻隊員の方々は、とても優しい人達なんだろうなと想像します。
 
私は、知覧に行き、
「命」という最も大切なものを与えていただいた特攻隊員の方々の想いに触れたいです。
彼らの優しさに触れ、優しさとは何なのか教わってきたいと思います。
そして、今の日本を生きる我々に彼らが伝えたいメッセージを感じ取ってきたいです。
 
私は、いつか必ず知覧を訪れます。