ストリート・チルドレン

ストリート・チルドレン。
浮浪児のことです。
全世界で1億人から1億5千万人はいると言われています。
詳しくはウィキペディアをご覧下さい。
 
日本には、いませんね。
戦前、戦中、戦後直後は結構いたようですが。
 
私は中国の上海に行った時に、ある衝撃的な場面に出会いました。
ストリート・チルドレンとの遭遇です。
がりがりで真っ黒に薄汚れた彼は、多分6歳くらい。
通りの傍らで、自分の前に缶を置き、物乞いをしていました。
足が不自由なようで歩けないようです。
そして、多分親はいない感じです。
おじいさんがそこを通りかかって、お金を入れてあげていました。
 
現在の豊かな日本では考えられないような風景。
私の中では、生きている中で最大のカルチャーショックでした。
恥ずかしい話ですが、目の前の風景を受け止めることができず、
私は彼の方を見ないようにして足早に彼の前を通り過ぎました。
最低ですね。
 
日本にもホームレスの方はいますが、彼らは大人。
しかし、ストリート・チルドレンは・・・
 
綺麗事だとは分かっていても、これだけは言いたい。
人間は皆、チャンスだけは平等に与えられなければならない。
最初からチャンスの閉ざされた人生なんて・・・
そんな人生に意味があるのでしょうか?
 
ストリート・チルドレンは、
空腹感を紛らわすためにシンナーなどの薬物に手を出したり、
体を売ることで生計を立てている子供も多いようです。
AIDSも蔓延しています。
 
ユニセフは、売春や児童ポルノによって
 200万人以上の子ども(そのほとんどは女の子)が  搾取の対象になっていると見ている。  毎年120万人の子どもたちが人身売買の被害に遭っており、  そのほとんどは性産業へ売られていく。
・世界の多くの国々で、  警察などの取り締まり当局と自警団のような組織が
 「ストリートの浄化」を進めてストリートチルドレン 抹殺している。ラテンアメリカでは状況が深刻で、
 その中でも最悪なのはブラジル、コロンビア、グアテマラ ホンジュラスである。リオデジャネイロでは、
 1日平均3人のストリートチルドレンが殺されている。
(「ストリートチルドレン―その事実」から抜粋)
 
この世の中、人として知らなければならないことが
まだまだたくさんあると思います。
 
「愛の反対は、憎しみでなく無関心である」
 マザー・テレサ

 
私は、彼らストリート・チルドレンを直接助けることはできないけれども、
まずは、ストリート・チルドレンも含めてこの世界で苦しんでいる人々のことを
ちゃんと知ろうと思います。
そして、このブログで発信していきます。
 
それから、できることをやっていきます。
もし可能なら、
ストリート・チルドレンを養子にすることを検討してもいいかもしれない。
 
そうと決めたら、私は頑張ります。
与えられた24時間を、決めた目標に対して意味あることに使っていきます。
コンビニで甘いもの買って食べたり、くだらないことで時間を潰したり、
そんなことをしていたら、
この瞬間も生き地獄で苦しんでいるストリート・チルドレン達に申し訳がたたない。
何とか力をつけて、何とかあり得ない理不尽な苦しみを受けている人々の力になりたい。
 
別の日記で改めて詳しく書こうと思っていますが、私の世界観を以下に書きます。
 
「私はこの世界が嫌いです。」
 
懸命に生きている人間や生命に、
理不尽な苦しみを与えるこの世界のシステムが嫌いです。
成長のために苦しみは必要と言う人もいると思いますが、
人身売買の被害にあっているストリート・チルドレンの苦しみは必要ですか?
大人達に「店の前にたむろされたら迷惑だから」という理由だけで
殺されるストリート・チルドレン達の苦しみは本当に意味のある苦しみなのですか?
 
私はこの世界が嫌いです。
この苦しみの鎖を断ち切るには、
私たち人間が創意工夫して自分達でやるしかないのです。
政治任せとか他人任せにしても何も動きません。
この世界の苦しみに無関心でいられない人々が、
一人ひとり自分達にできることをやっていく必要があります。
私も頑張ります。