世界の苦しみ

種族内闘争

今、ノーベル賞学者コンラート・ローレンツ博士の、 「攻撃 悪の自然誌」(みすず書房)という書籍を読んでいます。 博士は、近代動物行動学を確立した人物として知られており、 私達に身近な話で言えば、 ハイイロガンのヒナが卵から生まれて最初に見た動く…

「精神論」という邪悪

はっきり言います。 他者に振りかざす「精神論」は、その「人」にとって「害悪」です。 自分に「精神論」を使うのは、 自分を使った試行錯誤だから得るものもあると思います。 しかし自分に使うならともかく、 他者に「精神論」を説くことはとても無責任な行…

逆「理不尽」

「世界」は「理不尽」です。 これを否定できる人は、よっぽど想像力がないと思います。 それか、「無関心」=「愛の足りない」人なのか。 アフリカで餓死する子どものことは、 うまくイメージできなくても、 ホームレスの人を見て、 その「人生」に何があっ…

「ぶらんぶら〜ん」

今日の朝、思い出したことがあります。 以前過去ブログでお話しした「Kくん」のことです。 「サングラスを外してみる」 「シャボン玉飛んだ」 これは描き留めておかなければならないと考え、 今日の記事に記します。 「世界」の「理不尽」の話です。 私と「…

Send out it forward

「ペイ・フォワード」という小説を読みました。 以前ブログのコメント欄で紹介頂いた小説です。 キャサリン・ライアン・ハイドという女性作家による作品で、 映画化され日本でも上映されました。 原作の英語のタイトルは「PAY IT FORWARD」です。 あらすじは…

「護る」

この「世界」は、「地獄」である。 そう想える人は、どの程度いるでしょうか? 私自身だけで考えれば、この「世界」は「地獄」ではありません。 なぜなら「幸い」なことに、私は恵まれた環境に生きているのですから。 しかし、周りに目を向けたら、「地獄」…

「フロー」状態

最近私が、「幸せ」の必要十分条件として、イチオシしているのが「一生懸命」です。 「幸せ」になるために満たすべきは、「モノ」でも「欲」でもなく、 「一生懸命」になれる「状態」なり「環境」であると考えています。 「日々是一生懸命」を心がければ「幸…

「プア充」でフィリピン台風を支援

私は、この1枚の写真を見て涙を流しました。 東日本大震災の際の、フィリピンの方からの応援写真です。 「にほんには あしたがある」 311の時に、日本は世界中から暖かい支援を頂きましたが、 フィリピンからも多くの支援を頂いています。 上記は、西ネグロ…

戦時中は「神話」となった

今、日本は中国や韓国と揉めています。 なんで揉めているのかと言うと、 多くの人がまだ生まれる前の70年前のことで揉めているのですね。 私は、この争いを客観的に観察するに、 なんてちぐはぐな争いなんだという印象を受けます。 そうまるで、キリスト教と…

「生理的忌避」と「バベルの塔」

旧約聖書「創世記」11章に記述される「バベルの塔」。 このお話は、読み手によって様々な想いを想起させます。 (ウィキペディアは、こちら) 旧約聖書によると、その昔人類は同じ1つの言語を話していたのだそうです。 ある時、人類は協力して「バベルの塔」…

人を見捨てるということ

あなたは、人を見捨てたことがありますか? 目の前の救いを求めている手を、払いのけたことがありますか? もしくは、目をつぶって無視したことがありますか? あなたが手を差し出さなければ、 相手の人生が壊れてしまうようなそんな場面。 その手をつかんだ…

弱いもの達が夕暮れ、さらに弱いものをたたく

この言葉にピンと来る人は、私の同年代かな。 ブルーハーツの「トレイントレイン」という曲の一節です。 学生時代に、よくカラオケで歌いました。 (知らない人や忘れてしまった人のために、出だしの歌詞をちょっとご紹介) 栄光に向かって走る あの列車に乗…

日本の「ヒール(悪者)」

国や社会というものは、どんな体制であっても、 ある二つの要素に還元することができます。 それは、「既得権益者」と「それ以外の者」です。 封建主義であれ、共産主義であれ、資本主義であれ。 共産主義であっても、国政トップが「既得権益者」となります…

「国境なき医師団」から手紙が来ました

「国境なき医師団」から、私宛に手紙が来ました。 内容は、「ソマリア緊急支援のお願い」という寄付募集です。 こういった寄付募集の類は、支払先の信頼度を慎重に判断しないといけませんが、 この「国境なき医師団」は無条件に信頼できます。 「国境なき医…

「うつ病」を治すのは「投薬」だけなのか?

「うつ病」になると、「世界」は灰色に見えるそうです。 例え話ではありません。 実際に、ドイツの研究グループが網膜スキャンを用いて網膜の反応を測定した結果、 うつ状態の人は、そうでない人に比べて、 網膜の反応が大幅に低下していることがわかったそ…

「中絶」について考えたことがありますか?

日本では年間何人の赤ちゃんが「中絶」されているか、ご存知ですか? ヒントを差し上げましょう。 日本の出生数は、2009年で106万9千人です。 ・ ・ ・ (答え)最近は、年間30万人前後が「中絶」されているそうです。 すごい人数だと思いませんか? 5人に…

児童虐待の相談件数、前年度比28%超。過去最多。

胸を締めつけるようなニュースです。 (元記事はコチラ) 全国の児童相談所に2010年度に相談が寄せられた児童虐待の件数は 5万5152件(速報値)で、 初めて5万件を超え過去最多となったことが20日、 厚生労働省のまとめで分かった。 (中略) 1990年…

人々の苦しみに意味をつけたい

人生の本質を自分なりに解釈するうちに、 自殺という悲しい結果を選ぶ人を少しでも減らすような文章を 描けないかと思うようになりました。 私も人生を苦しんで生きる者の一人として、 自殺を選ぶ人の苦しみを無視することはできません。 勘違いしてはいけな…

5月の自殺者

先月の5月の自殺者が前年比17.9%増の3,281人だったそうです。 詳しくは、asahi.comのこの記事に掲載されています。 1ヶ月で、3,000人を超えたのは2年ぶりとのことです。 5月は1日あたり100人以上の方が、自ら死ぬことを選択しました・・・。 1日100人…

ホームレスの方のIQ

東京の池袋で、臨床心理士がホームレスの方の知能調査を行ったところ、 34%の方々がIQ70以下であることがわかったそうです。 70未満は、知的機能障害の疑いがあるとされるレベルなのだそうです。 つまり、障害者福祉の観点から救済が必要な方々が、 ホーム…

資産がマイナスになることの恐ろしさ

借金。 この世界においては、 事業を営む人のための借金の他に、 生活者のための借金というものがあります。 私は、この生活者のための消費者金融というものが許せません。 資産ゼロの裸一貫なら、人はまだやり直しがききます。 しかし、大きな借金を抱えて…

ストリート・チルドレン

ストリート・チルドレン。 浮浪児のことです。 全世界で1億人から1億5千万人はいると言われています。 詳しくはウィキペディアをご覧下さい。 日本には、いませんね。 戦前、戦中、戦後直後は結構いたようですが。 私は中国の上海に行った時に、ある衝撃的な…