プレゼンとは、「空気」になることと見つけたり

私は、人前で話すのが苦手です。
コンサルタントを仕事としているのに、そんなんではダメだ!
・・・という訳で、どうしたら人前で話せるようになるのかじっくり考えてみました。
 
もともと、私は人に何かを伝えるのは好きなのです。
このブログを見てもらえればわかると思いますが、
是非誰かに面白いコンテンツを伝えたいという気持ちが非常に強い。
そして多分、「へ〜」と言ってもらえる話のセンスも持っていると思います。
 
ですので、「人前で話す力」を身につけたら、
私は話し手として結構いい線いけるんじゃないかなぁと妄想している次第です。
 
さて人前で話すと、私は緊張してしまいます。
なぜ人は、大勢の視線の前で何かをしようとすると、緊張してしまうのでしょうか?
 
それはひとえに、「自分が人からよく見られたい」という気持ちが働くからなのだと思います。
この「自分が」という部分が「くせ者」なのです。
本来、話というのは、聞く人のために行われるもの。
その目的に対し、「自分がよく見られたい」という動機は全く不純、不要。
だけども、私も含めて多くの人は、
人前で話すという目立てるチャンスの際に、「自己顕示欲」という欲を出してしまうのです。
意外なことに、「人前だとあがっちゃうんです」というおとなしそうな人ほど、
実は「人からよく見られたい」というギラギラした「欲」を持ってたりします。
 
だとしたら、人前であがらないようにするためには、
「自分がどう見られるか」なんてことは意識しないことが肝要です。
 
人前で話す時には、「人によく見られたい」という「欲」を微塵も抱かずに、
純粋にただ目の前の人々のために「よい情報」をお渡しすることを願う。
自分達の商品を紹介するというプレゼンの場合でも、
あなたの話を聴く人々に、このお困りの部分を解決するために是非役立てて欲しいと、
貢献の「心」でお話をするのです。
 
そういった「心づもり」で話すのならば、緊張なんてする訳がないと思いませんか?
 
話を聴く側は、「あなた」ではなく「話」を必要としているのです。
ですから人々に話をする時に、話をする側は「空気」でなければいけないと思います。
そこに存在してよいのは、聴衆への「貢献」の「意思」のみなのです。
 
プレゼンとは、「空気」になることと見つけたり。
自身の「自己顕示欲」を抑えて「空」となり、
他者への「貢献」のみに「心」を傾けるのです。
空間がそうした純粋な「エネルギー」で満ちた時、
人々の「心」は、あなたの「言葉」に「共鳴」を始めるのだと思います。
 
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