「感情」の育て方

前回のブログから引き続き「感情」をお題にします。
今回のテーマは、「感情」の育て方です。
 
今回も「マインドマップ」という思考・創造ツールを使って、
ブログを描いています。
 
今までの私にとって、「感情」は人を傷つける下等な存在という認識でした。
しかし前回のブログで、
「感情」についての「マインドマップ」を描き、
「感情」にはデメリットだけでなくメリットがあることを理解しました。
そして、「感情」のメリットの役割は非常に大きく、
これを度外視することはできないと感じたのです。
 
一転して私は、「感情」を育てる必要があると考え始めました。
 
ではどうしたら「感情」を育てることができるのか?
以降が「考察」です。
 
まずは前回の区分に従って、
「感情」を「喜」「怒」「哀」「楽」「恐」に分解して考えます。
そして、それぞれのメリットを伸ばすにはどうしたらよいか?ということを検討したのです。
 
先に結論を描いてしまいますが、
以下の2つのツールを活用すれば足りるという結論に達しました。
(1)感謝・成功ノート
  1日の終わりに、どんな小さなことでもいいので、
 「感謝」したいことと「成功」したことを箇条書きします。
 「感謝」を考えることで、「恵まれ」「つながり」「幸せ」を感じることが可能です。
 「成功」を考えることで、「自信」「意志」「充実感」を得ることができます。
(2)マインドマップ
  私は東京の成城で行われている「マインドマップ」の研修に参加しているのですが、
  そこで、「分かる」ということは「分ける」ことであると学びました。
  「マインドマップ」は、頭の中でごっちゃになっている思考を分けて表記するツールです。
  そうすると、頭の中がすっきりと整理されて物事への理解が進みますし、
  納得感のある解決策も導き出され、迷いや悩みも解消していきます。
 
 
さて「マインドマップ」を使って考察した「感情」の育て方を以下にまとめます。
  
(1)「喜」
 (効能a)生きる原動力
  「感謝ノート」で恵まれていることを感じて行動力を養い、
  「成功ノート」で励まされ自信を持つことで充実感や能動感を感じ行動力を養う。
 (効能b)集中
  「成功ノート」で意志力を養い、自分が喜ぶことに没頭できる環境を整備する。
 (効能c)酔える→苦痛軽減
  「成功ノート」で意志力を養い、自分が喜ぶことに没頭できる環境を整備する。
 
(2)「怒」
 (効能a)生きる原動力
  「怒」を味方として肯定すると共に、自然に「消火」するまで「継続」させる。
  無理矢理に消すのでなく自然「消火」を待てば、
  「怒」から生まれた行動はそのまま残るのではないか?
  自然「消火」のために、「感謝ノート」を活用する。
  「怒」を行動に転換・定着させるために「成功ノート」を活用する。
  また、「怒」を理解して行動に転換・定着させるために「マインドマップ」を活用する。
 (効能b)酔える→苦痛軽減
  この効能は「マッチ売りの少女」を想起させる。
  彼女は自身の苦痛を、
  マッチの「火(父への怒り)」に酔うことで軽減していたのではないか?
  しかしこの効能は、応急処置に過ぎず、
  この「火」が人や自分を傷つけないように制御しなければならない。
  早めに「喜」への着目・転換をする必要があり、
  そのためには「感謝ノート」「成功ノート」を活用する。
 
(3)「哀」
 (効能a)共感
  「哀」を経験することで、「共感」を養うことができる。
  「哀」から「共感」や「優しさ」に転換するためには、
  「感謝ノート」の「癒し」の力が必要です。
 
(4)「楽」
 (効能a)生きる原動力
  「感謝ノート」を書くことで、「楽しいひと時」への「感謝」が深まります。
  「楽しいひと時」を「一期一会」として、大切に慈しむことができます。
 
(5)「恐」
 (効能a)学習
  「恐」からは目をそらさずに、「恐」の正体を見極めることで「学習」が進みます。
  「恐」を分解して理解するために「マインドマップ」を活用します。
 
以上が、私の考察した「感情」の育て方です。
どうでしょうか?
私には具体的に「感情」を育てる方法が見えてきました。
 
(以下に、今回創ったマインドマップを掲載します)