「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」

 
「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」
 
アルバート・アインシュタインの言葉です。
以前のブログで、
「成功した人間になろうとするな。むしろ、価値のある人間になろうとせよ。」
というアインシュタインの言葉を紹介しました。
 
今回の言葉では、価値のある人間とはどのような人間なのかが語られています。
 
少し話が脱線しますが、私は名言が好きです。
名言とは、その人の人生の結晶です。
人類の歴史に残るような偉業を成し遂げた人物が名言を残した時、
私たちは人類の財産を一つ得ます。
正直、ツタンカーメンの黄金の仮面なんかよりも、
重要な人類の財産です。
ツタンカーメンの黄金の仮面は、博物館が所有していますが、
偉業を成し遂げた人々の人生の結晶である名言は、誰もが利用可能だからです。
 
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ。」
ドイツ初代帝国宰相のビスマルクは言いました。
 
私たちは、偉人達が残した名言を活用して、
なるべく早く先の方へ進むべきだと思います。
人生は、あまりにも短いのです。
ただし、名言は鵜呑みにするのではなく、
自身の気づきに活用することが大事だと思っています。
 
さて、前置きが長くなりました。
「人の価値とはその人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」
に戻りましょう。
 
まず、単に人生に成功して莫大な蓄財ができたというだけでは
価値がないということがわかります。
そうではなくて、
いかに他者にプラスの影響を与えたかが重要であると言っているように思います。
 
他者に与えるものとは、
富、知識、勇気、庇護、感動、居場所、励まし、優しさ、笑顔、承認、気づき、元気、許し、癒し。
何もお金に限った話ではありません。
 
「俺は貧乏だから何も与えられない。ゆえに価値のない人間だ。」と
悲観する必要はない訳です。
 
いつかブログでちゃんと紹介したいと思っていますが、
インドの「抱きしめる聖人」アンマをご存知ですか?
彼女は、世界中を回り3,000万人の人々をただ抱きしめて、
愛を与え、勇気づけて、心を癒すという活動をしています。
多くの人々は、彼女に抱きしめてもらいに彼女の元を訪れます。
日本に来た時も、多くの人がつめかけたようです。
 
アインシュタインから言わせれば、
彼女は、ものすごい価値がある人ということになるでしょう。
 
また、ビートルズのようなアーティスト達も
人々に計り知れないほど大きなものを与えています。
 
こうやって考えていくと、
私のような普通の人にも、与えられるものはいろいろありそうですね。
例えば、苦しんでいる人に無償の愛を。
まあこれも、言うのは簡単。意外に難しいんですけどね。
見返りもなく「ただで」あげることに心のどこかが抵抗する。
 
減るもんじゃなし。いいじゃないですか。
むしろ、アインシュタインから言わせれば、
与えれば与えるほど、自分の価値は上がるらしいですし。