「幸せ」な休日

「生きるとは呼吸することではない。行動することだ。」
これは、フランスの哲学者ルソーの言葉です。
 
「そうだよなぁ」と大きく頷く人も多いでしょう。
私も大きく頷きます。
しかし、口で言うのは簡単ですが、「行動」することは難しい。
特に、私も含めて「怠惰」な人には。
 
そこで、今後このブログのテーマの一つとして、
「怠惰」な人がいかに「行動」できるようになるか、
「考察」を深め、その「本質」を見抜いていきたいと思っています。
 
進め方は、こんな感じです。
まず、「怠惰」な人間である私が試行錯誤します。
そして、「うまく行った方法」「うまく行かなかった方法」を検証し、
「怠惰」からの脱出口を探していく訳です。
 
「行動できる人」には、わかりづらいかもしれませんが、
「怠惰」であるということは、非常に苦しいことなのです。
私には、ニートの方の苦しみもよくわかるつもりでいます。
 
で、「怠惰」から卒業するための試行錯誤ですが、
実は、昨日から始めています。
まあ普通に、前日に翌日の「to do」や「やりたいこと」をメモ帳に書き出し、
それを翌日行動して一つずつ消していくという方法です。
ただし、普通と違うのは、
それぞれの「to do」に、自分にとっての「意味」を書き出すこと。
「意味」の書き出しには、
フランクル心理学の「創造価値」「体験価値」「態度価値」の観点を利用しました。
「意味」を考えて書き出す行為が、
翌日「行動」することへの心理的ハードルを引き下げる訳です。
 
ところで、実際にやってみると「意味」の書き出しが意外に難しい。
「皇居ラン」なら「健康」「運動による爽やかな体験」「頑張る自分の体験」のように、
「意味」がポンポン出てきます。
ところが、「クリーニングに出す」。これにはどんな「意味」があるのか?
「ない」と言えばそれまでですが、一生懸命考えました。
「創造価値」でも「体験価値」でもない。
そうなってくると「態度価値」に依るしかないのです。
「今日クリーニングに出すという運命」「綺麗に洗濯されたYシャツの受け取り」。
う〜ん・・・そうだ!
綺麗なYシャツにしてくれたクリーニング店の方々に感謝しよう。
何気ないことでも人に支えられ、生きている自分を実感しよう。
 
今までは、
「クリーニング行きゃなきゃ、面倒くさい」という気持ちしか抱いていなかったのですが、
当たり前に思っていることにも、感謝の気持ちは大切だと気付いたのです。
 
結果として私は休日の今日、
大小含めて予定していた「8つのミッション」を全て達成することができました。
いつもは「無意味」に過ごしていた休日を、「意味」のある休日に変えたのです。
 
「怠惰」で苦しいのは、「無意味」な時間を過ごしてしまうこと。
その瞬間は「幸せ」でも、後で振り返って評価するとき、
「後悔」が心を占拠して、そして「不幸」になります。
だったら本質としては、
1日の時間を「意味」のある時間で埋めればいい訳で、
それを実現した私は、充実した「幸せ」な休日を過ごすことができたのです。
 
お陰さまでこの日曜日は、「皇居ラン」に行き、
足のトラブルを予防するためジョギング用と仕事用の靴を
オーダーメイドの中敷付きで注文し、
資格試験のための学校の授業の情報を確認してきました。
それから、長く借りていた本も読みました。
あと、家族旅行の計画を母親と立てました。
 
これだけ一日にできれば、本当に十分です。
今までの自分にはあり得なかった、充実した休日を体験することができました。
 
「怠惰」から抜け出す道の手がかりが、少しだけつかめたかもしれません。
うまく他の人にもその抜け方を伝えられるよう、
これからも抜け方の本質を探って行きます。
 
「怠惰」から脱出して、「幸せ」な「時間(人生)」を過ごしましょう。
 
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