逆「理不尽」

「世界」は「理不尽」です。
 
これを否定できる人は、よっぽど想像力がないと思います。
それか、「無関心」=「愛の足りない」人なのか。
 
アフリカで餓死する子どものことは、
うまくイメージできなくても、
ホームレスの人を見て、
その「人生」に何があったのかを想像することは可能です。
 
彼らだって普通に親から生まれて、私達と同じように若い時代を過ごしました。
 
東京の池袋で、臨床心理士がホームレスの方の知能調査を行ったところ、
34%の方々がIQ70以下であることがわかったそうです。
70未満は、知的機能障害の疑いがあるレベルとなります。
(詳しくは過去ブログ「ホームレスの方のIQ」をお読み下さい)
 
つまり、障害者福祉の観点から救済が必要な方々が、
ホームレスの方の中に多数いらっしゃる訳です。
彼らは「怠け者」だから、ホームレスになるのではありません。
「社会に適応する力がない」から、ホームレスにならざるを得なかったのです。
 
また、中国やインド等の国に行ってストリート・チルドレンを目の当たりにすれば、
否が応でも「世界」は「理不尽」だと言うことを理解できると思います。
 
日本だって、
児童虐待で殴打されて死ぬ子ども、餓死して死ぬ子どものニュースが時々流れる訳です。
 
私は、この「世界」の「理不尽」がむかつきます。
自分の一生を捧げてもいいくらいに、むかついているのです。
 
じゃあ私は、ボランティアの道に進むのか?
いいえ。
ボランティアと一口に言っても、
いろんな思想で動いている組織があるでしょうし、
私は一匹狼で、「世界」の「理不尽」に一矢を報います。
 
それは、逆「理不尽」を起こすということ。
普通に働いて生活しながら、私と「縁」がある人の中で、
「世界」の「理不尽」に苦しんでいる人に、
逆「理不尽」を起こそうとしています。
「理不尽」の反対ですから、
周りから見たら「なんでそこまでするの?」という常識を外れたレベルで、
苦しんでいる人の「理不尽」を中和していくつもりです。
 
私は、神様やビル・ゲイツ氏ではないので、複数の人を救うことはできません。
だけど一人だけなら、「理不尽」から救えるかもしれない。
誰か一人でも救うことができた「人生」なら、
私は死ぬときに、「生まれた意味があったじゃん」と微笑みながら死ねます。
 
「世界」の「理不尽」という、超強大なラスボス。
人類は、いつかヤツを打倒できる日がくるかもしれませんね。
何の力も持たない私も、自身の「人生」をかけてヤツに一本の矢を放ちます。
 
「世界」から見たら、猿のような力なき無知な存在ですが、
それでも見よう見まねで、弓矢を引き絞って、ヤツに一矢報いてやるのです。