生き方を考察する

「得」を見つける

「得」という言葉は、 あまりよい意味で使われていないように思います。 「損得感情」という言葉があるように、 人情を無視したエゴイスティックな響きがあるからでしょうか。 もともと「得」にはそんなニュアンスはないと思うのですが、 他者でなく自分だけ…

この線を出たら・・・

先日5歳になる甥と一緒に歩いていたところ、 甥が横断歩道の白線の上を一生懸命に歩いていました。 どうやら、舗装されていないところを出たらダメというルールを、 自分で決めているようです。 「ああ、自分も昔こんなことをやっていたな・・・」という記…

「知識」との「幸せ」な遭遇

私はもともと「生物」が好きでした。 高校時代には、 興味のあるところから片っ端に「生物」に関する本を読んでいました。 しかし私は、学校の授業の「生物」は嫌いです。 例えば授業では、細胞の構造を覚えさせられます。 ゴルジ体?リボソーム?リソソーム…

「心」をほぐす

私は、「人生」を旅と捉えています。 私達の生きる一日一日は、新たな「出会い」や「発見」の連続です。 毎日顔を合わせる職場の同僚も、昨日と全く同じ人ではありません。 昨日から一日分の経験を詰んだ、「new同僚」なのです。 職場の同僚が髪を切ると、す…

こんな け゛ーむに まし゛に なっちゃって と゛うするの

人間(生命)は、必ず死にます。 そう考えると、 「どうせ死ぬんだから」と、怖いものもなくなると思うのですが、 生きているうちは、様々なものを恐れ、様々なものに囚われ、様々なものを愛します。 「人生」とは、砂浜で砂の像を造るようなもの。 いつか崩…

「逃げるハイド」

しばらく、ブログを描けていませんでした。 「逃げ」の状態から抜け出せなかったから。 今は、抜け出せる糸口が少し見えたような気がするのですが、 「逃げ」というものはしつこくて、 なかなか自分をつかんだ手を離してくれません。 そして、首尾良く抜け出…

「逃げる」とは?

私は、時々「逃げ」に襲われます。 そういう時は、活動するモチベーションが下がり、 何もしたくないという気持ちになるのです。 つい先日もそういう状態になってしまったので、 「逃げ」の本質を解明したいと思います。 「逃げ」とは何か? こういった複雑…

「不幸」の反対は、本当に「幸せ」なのか?

「不快」から遠ざかっても、不思議なことに「快」にはなりません。 「苦しい」ことから遠ざかっても、 「楽」にはなりますが、「楽しく」はない訳です。 思うに、「不幸」と「幸せ」は同じ軸線の上にないように感じます。 「不幸」が全くない生活をしていて…

「星見の井戸」

昨日「目を凝らす」という表現を使いました。 昨日の文章を描いた後、職場で働きながら、 本当にそうだなぁと思ったのです。 自分はどこに向かって、進みたいのか? 日々対処しなければならないことに必死で、 自分にとっての進みたい方向が見えていなかった…

決めたから、そうしている

「Why?」 これがわからないと、生きていて空しくならないでしょうか? 毎度挙げる例ですが、 ロシアの強制収容所では、 囚人にスコップで穴を掘らせてまた埋めさせる、 という意味のない労働を強いていました。 一生懸命に苦労して掘った穴を、すぐに埋める…

「ちはやふる」

「ちはやふる」という漫画を、友人に紹介してもらいました。 アニメ化や実写映画化もされている現時点で1,600万部の超ベストセラーです。 現在31巻まで出ており、私は今10巻まで読んでいます。 (ウィキペディアは、こちら) この漫画は、競技カルタの世界に…

「態度価値」とは、「人生」の主人になること

ユダヤ人としてアウシュビッツに収容され、 その地獄の環境における人間観察を描いた「夜と霧」という世界的なベストセラーがあります。 まだ読まれていない方がいらっしゃいましたら、 是非一生に一度は読むことをオススメする本です。 この本は1991年のア…

人からの「評価」を気にしないようにするには?

まず言っておきますが、人からの「評価」はとても重要です。 それは自分を映す「鏡」であり、 「鏡」なしでは、人は社会に適応するように成長できません。 しかし「鏡」を気にしすぎると、 それは拒食症のような病的症状を引き起こしてしまうのではないでし…

110歳になったつもりで、今の自分にアドバイス

職場の同僚からよい話を聴きましたので、おすそ分けします。 それは、「110歳になったつもりで、今の自分にアドバイスしよう」ということです。 人は誰しも、自分よりも一回りも二回りも若い人達に伝えることのできる人生訓を 持っていると思います。 その人…

「戦争」を求めるのは愚かなこと 「平和」を信じることも愚かなこと

前回の記事で、 私は「善悪」の基準として、「功利主義」を支持すると書きました。 「個人の幸福の総計が社会全体の幸福であり、社会全体の幸福を最大化すべきである」 という考え方です。 つまりシンプルな話で、一人の人が喜ぶことよりも五人の人が喜ぶこ…

「善悪」は幻

先日実家に帰ったとき、 庭でスズメが喧嘩していました。 エサの取り合いです。 エサ台でエサを食べていた1羽のスズメ。 そこに、もう1羽のスズメがやってきて、最初にいた方とケンカになりました。 ケンカはもちろん殺し合いなどには発展せず、 「チュチ…

「闘争」の真実

今日も、 ノーベル賞学者コンラート・ローレンツ博士の著書 「攻撃 悪の自然誌」から。 彼は、刷り込みの研究者で、近代動物行動学を確立した人物のひとりとして知られています。 (ウィキペディアは、こちら) この書籍には、こんなことが書かれていました…

「敗北」の「波」にのれ

私は、敗れました。 具体的な詳細はどうでもよいのですが、 客観的に見て私が失ったものは、私の時間的資源です。 それから主観的に見ると、自尊心というか自己肯定感を失いました。 さて今は、敗北から一日明けた朝です。 悔しさに心さいなまれながらも、 …

お釣りが来る

「転んでも、ただでは起きない」 「雨降って、地固まる」 「涙の数だけ、強くなれるよ」 私の好きな言葉です。 私の人生経験を通じて考えると、 「心」の成長や「生きる」上での気づきは、 やはり苦しいときに起こります。 過去ブログでモヤシの話をしました…

「敵」をつくろう

有限の資源を取り合う場合、 どうしても自分にとっての「敵」が存在することになります。 もちろん共存することが最も美しいことなのですが、 この世界は有限の資源しか用意されておらず、 争うように仕組まれているのです。 ギリシア神話の主神ゼウスは、 …

「人付き合い」の上達方法を考える

私は、今までずっと「人付き合い」を避けてきました。 その結果現在、雑談スキルが全くない状態です。 業務上で必要な雑談はできます。 社外の方と話題を見つけて話すことは容易です。 必要に応じて、そのスキルは身につきました。 別に楽しくはないけど、会…

「雑草」はエリート

「雑草」はエリート、という視点を持ったことがありますか? 「雑草」の世界は、特定スペースを誰が取るかの勢力争いの世界です。 そこに人間社会のようなルールや規制は存在しません。 毒物ばらまき有り、よそ様に寄生するのも有り、の ガチのデスマッチが…

仕事の極意(「環境」の主人になる方法)

先日、北鎌倉の円覚寺の座禅会に行ってきました。 円覚寺は、禅宗の臨済宗円覚寺派の大本山です。 境内には現在も禅僧が修行をしている道場があります。 毎週土曜・日曜日には、一般の人も参加できる土日坐禅会が実施されていて、 かつて夏目漱石や島崎藤村…

「生存戦略」を常に考える

雑草を調べていると、飽きません。 そこに、様々な「生存戦略」があるからです。 セイタカアワダチソウやナガミヒナゲシのように、 周りの土壌に毒を分泌して自分の陣地を拡大していく雑草。 (過去ブログ:セイタカアワダチソウの仁義なき戦い) (過去ブロ…

サバイバルこそ「生命」の本質

映画「ジュラシックパーク」が、 大きな興業収益をあげているようです。 それに比べて、現在地球上に生きている動物の映画は、 「ジュラシックパーク」ほどには、興業収益をあげていません。 よい動物映画も、たくさんあるのですが・・・。 私は動物たちや植…

よい「仕事」は、農耕に似ている

ここ数週間、「仕事」のことで悩んでいました。 そして考えたのです。 自分は何のために「仕事」をしているのか? 「お金」のためでは、ありませんでした。 しかし、他者からの「評価」のために「仕事」をしていることに気づきました。 今苦しいのは、「評価…

仕事は降ってくるものではなく、拾うもの

私には、「これは当たっているなぁ」と感じる心理テストがあります。 それは、こういう心理テストです。 あなたが停めていた自転車のカゴに、戻ってくると空き缶が捨てられていました。 あなたは、その空き缶をどうしますか? なお、近くにゴミ箱はありませ…

「実力」は見せるものでなく、発揮するもの

自分の「実力」というものは、 実際に「環境」に飛び込んでみないとわからないものです。 そういう意味では、ニートの方はもったいない。 飛び込むまでは、自分の本当の「実力」がわからないから。 また自分の「実力」というものは、他者に聞くものでもあり…

「弁証法」で「人生の壁」を解消する

「人生」で「壁」にぶち当たること。 それは、人が生きていく上で、幾度となく体験すること。 私も今、「壁」にぶち当たっています。 さて、その「壁」は全て、外部との「対立」から生じるようです。 「壁」と表現すると生やさしいですが、 人との「対立」と…

「座右の銘」の使い方

私の「座右の銘」は、 アインシュタイン博士の 「人の価値とは、その人が得たものではなく、その人が与えたもので測られる」です。 「座右の銘」とは、 かつて中国の皇帝が、自分の右側の席に自分の信頼できる補佐官を置いたことに由来します。 「銘」とは、…