「人類」ミーツ「言語」

今回は、前回の続きです。 前回ブログ:「私」は、「言語」で創られる 前回、「人間」と他の動物を大きく隔てている要素は「遺伝子」ではないと描きました。 「人間」が「言葉」を得たことによって、 他の動物と全く次元の異なる存在になったのです。 前回も…

「私」は、「言葉」で創られる

脳科学の本を読んでいると、 人には「自由意思」がほとんどないことがわかります。 人が何か行動を起こすとき、 その人が「○○をやろう」と思う前に、 脳は先に動き始めているのです。 例えばボタンを押そうという考えを「意識」する前に、 脳は既に指を動か…

コンビニを禁止してみる

コンビニの登場は、 私達の生活にとても大きな変化を与えました。 文字通り、その「便利さ」において。 例えば、 24時間いつでも、食べたいときにケーキが食べられることのスゴサ。 コンビニがない時代には、 美味しいケーキを食べたいときにはケーキ屋さん…

「ボトックス」の笑えない話

最近「脳には妙なクセがある(扶桑社)」という本を読みました。 「脳」を研究されている東京大学教授の池谷裕二さんが書かれた書籍です。 私はこの方の「脳」に関する書籍を他にもいくつか読んでいます。 どれも「脳」に対する知見を新たにできる面白い内容…

仕事を持つ魚「ホンソメワケベラ」の責任

前回のブログ記事で、「責任」についての考察を描きました。 単独で生きているならいざ知らず、 社会や組織の中で「恩恵」を受けながら生きている場合、 集団に対して何らかの役割を担う必要がある訳です。 私はこれを、「責任」と定義しました。 「責任」と…

「責任」とは

私は、様々なことをネットで調べます。 未知の領域、興味のある分野、知っているつもりのこと。 たいていの場合、 ネットの情報は、私に予想以上の知的興奮を提供してくれます。 知っているつもりでも調べてみると、 たくさんの発見があるものです。 むしろ…

「常に今から」

「世界五分前仮説」というものがあります。 哲学における懐疑主義的な思考実験の一つで、 イギリスの哲学者バートランド・ラッセルによって提唱された 「世界は実は5分前に始まったのかもしれない」という仮説のことです。 (ウィキペディアは、こちら) そ…

摂氏と華氏

どこにいても、共有知識にアクセスできるこのインターネット時代。 私は気になった疑問は、すぐにスマホやPCで調べることにしています。 この前調べたのは、摂氏と華氏についてです。 漢字で書いてもわかりづらいかもしれませんね。 摂氏(せっし)と華氏…

「趣味」の重要性

ネットで、「ほぉ」と感心した書き込みがありました。 それは書き込んだ人の上司の言葉として紹介されていて、 その内容は、 「一週間に一日は趣味の時間をつくれ。 もし現在の仕事の影響で、時間的あるいは精神的に週一の趣味を続けられなくなったなら、 今…

「ネット・ウェーブ」

インターネットの始まりの頃、 「ネットサーフィン」という言葉がありました。 ウィキペディアによれば、 ウェブページの閲覧において、 各ページを興味の赴くまま次々に表示して閲覧していく行動のこと。 この様子を波から波へと渡るサーフィンに見立てた造…

「君がいてくれて、ありがとう!」

前回、「自己肯定感」についてのツイッターのつぶやきをいくつか紹介しました。 要点は、2つ。 (1)「自己肯定感」とは、「自分はすごい!」と思うことでなく、 いいところ悪いところも含めて、ありのままの自分を肯定するということ。 (2)「自己肯定感」は…

「精神的免疫」

1万件以上のリツイートと「いいね」をとったツイッターのつぶやきが ネット記事で紹介されていました。 ultravioletさんという方のつぶやきです。 以下、引用します。 自己肯定感を「自分は凄い人間だ!と思うこと」と勘違いしている人は多いが、 そうではな…

ドーナツに穴はあるか?

最近ネットで面白い哲学的問いかけがあったので、 私も考えてみたいと思います。 その問いかけとは、 「ドーナツに穴はあるか?」という問いかけです。 まず「哲学とは何か?」という持論を書きます。 それは「自分で考えること」です。 当たり前に盲目的に…

「利己的な腸」

「利己的な遺伝子」という リチャード・ドーキンス博士が提案した有名な生命の解釈があります。 個々の生命は「遺伝子」の乗り物に過ぎないという考え方です。 「遺伝子」には、自身のコピーを増殖させるという至上命題があります。 その目的を達成するため…

生きていて、何を見るか?

Two men look out through the same bars: one sees the mud, and one the stars. 「二人の囚人が鉄格子から外を眺めた。 一人は泥を見た。一人は星を見た。」 フレデリック・ラングブリッジというアイルランドの作家の 「不滅の詩」という作品に登場する言…

「ポケモンgo」で気づく「抑制」と「衝動」

私は、「ポケモンgo」をまだ続けています。 平日の主な活動場所は、職場と家をつなぐ通勤路です。 職場からの帰り道は時間に余裕があるので、 遠回りをして帰ります。 より多くの補給スポットを回るためです。 普段の歩行距離の倍以上の距離を歩くことになる…

「内向型」と「外向型」を再考する

私は「内向的」な人間です。 あなたは「内向的」ですか? 「外向的」ですか? それとも両方ですか? この「内向型」「外向型」という区分は、ユングが提唱しました。 (ウィキペディアは、こちら) 「内向的」な人は、内気。 「外向的」な人は、社交的。 そ…

「節約go」とか「勉強go」とか

「ポケモンgo」を始めて今日で2か月目。 私は、通算200キロメートルを歩きました。 そういった記録が、「ポケモンgo」には出るのです。 「ポケモンgo」をやっていると高齢の方をよく目にします。 やっているのは、ほとんど男性ですね(笑)。 男性はいくつに…

コンピュータはクイズ王になれるか?

コンピュータがチェスの世界チャンピオンに勝った話。 知っている人は多いと思います。 そのコンピュータの名は「ディープ・ブルー」。 IBMがチェス専用のスーパーコンピュータとして開発しました。 (ウィキペディアは、こちら) 「ディープ・ブルー」が…

「大きさ」は、リアルか?

「点」とは、空間における正確な位置を定義するために使われる概念です。 一切の体積、面積、長さを持ちません。 (点のウィキペディアは、こちら) 「一切の体積や面積、長さを持たない」と言われても、 「概念」としてなら、容易に理解できると思います。 …

「科学的にあり得ないもの」はあり得るのか?

超常現象や死後の世界。 そういったオカルトなテーマを、 「科学的にあり得ない」と否定する人達がいます。 確かに、超能力も幽霊も死後の世界も、 科学では証明されていないことですので、 積極的に「ある」と言うことはできないでしょう。 しかしだからと…

「言葉」と「直感」

人類が言葉を使いだした時代は、定かでありません。 ネットを調べたら、10万年前という説もあるようです。 人間から「言葉」を取り除いたら、どうなるんだろう? ・・って思ったことはありませんか? 人間が「言葉」を使えなくなったら、相当に深刻な事態が…

セミのさえずり

最初、私は鳥のさえずりだと思っていました。 「ジジジジジジジ、フィーヨフィーヨ」 3年前に引っ越してきた今の町で、 この時期、こんな鳴き声をあっちこっちで聴きます。 一体どんな鳥が鳴いているんだろう? ずっと、気になっていました。 昨日町を歩いて…

電子書籍のススメ

電子書籍、使っていますか? 私は、Amazonのキンドルを使っています。 キンドルホワイトペーパーという6,000円弱の端末です。 最初、紙でない書籍とはどんなものか、不安でしたが、 特に不便もなく重宝しています。 一番気に入っているのは、 持ち回りのよさ…

思考の「フォグランプ」

「旅は道連れ 世は情け」 「江戸いろはがるた」の「た」の文字で読まれることわざです。 故事ことわざ辞典によりますと、 昔は情報量も少なく旅先に知人などもおらず、 今と違って旅は大変不安なものだったことから、 旅に同行者がいるということはとても心…

戦略的「ポケモンgo」

「ポケモンgo」をまだやっています。 「ポケモンgo」とは、どんなゲームなのか? 簡単に言うと、陣取りゲームです。 自分の手持ちのポケモンを育成して、 特定のポイントに陣取っている他プレイヤーのポケモンに闘いを挑み、 勝ったらその陣地を奪えます。 …

最も効率よく勉強する方法の提案(親が子どもの生徒になるススメ)

よく言われていることですが、 最も効率よく学ぶためには、 「学んだ内容を誰かに教える」ことが一番だそうです。 これは、私の経験則からも「そうだな」と感じます。 暗記だけなら一人でできましたが、 内容を理解するという一歩進んだ段階になると、 誰か…

鍵の歴史(日本)

先日、何となく家の鍵を見つめていて、 日本における鍵の歴史を知りたくなりました。 「日本って、昔は鍵が存在していたのかな?」 昔の日本の戸締まりというと、 私は「心張り棒」をイメージします。 引き戸が開かないように、家の中から押さえておく「つっ…

「漆黒の蝶」

私は、飛んでいる蝶を見るのが好きです。 飛んでいる蝶が視界に入ってくると、 私の注意はそこに惹きつけられます。 あの独特の存在感。 それは、あの美しい羽の模様や形だけでなく、 彼らの特徴的な飛び方によって、醸し出されています。 そう言えば、私の…

ポケモンGOと「雑草」戦略

最近私も、ポケモンGOをやっています。 世界中で大流行している、全く新しい形のゲーム。 「これは、やってみないと!」と、私の好奇心が刺激されました。 ポケモンGOは、 「最初の1か月間で最もダウンロードされたモバイルゲーム」として、 ギネス記録…