この世界

「心」の「味」

「やさしさ」を「考察」しているうちに、 気づいたことがあります。 「心」が他者の人格を感じるときの感じ方は、 いくつかの単純要素の複合になっているのではないかという予想です。 舌が感じる「味」をイメージしてもらえると、わかりやすいと思います。 …

「浮き世」の「地図」

この「世界」は、「浮き世」のごとく。 確かなものや絶対的に正しいものなど何一つなく、 全てが相対的に諸行無常にヌルヌル動いていくこの「世界」。 そもそも、この宇宙がどこから来てどこへ向かっているのか、 それすらわからない。 この「世界」に、地図…

「違う」ということ

日本在来のカントウタンポポやカンサイタンポポが、 外来種のセイヨウタンポポに繁殖競争で負けてしまった一つの理由として、 自家受粉ができるかどうか、ということがあります。 日本在来のタンポポは、 虫が、他の花の花粉を持ってきてくれないと、 種をつ…

「世界」を解く鍵、「創発」

「創発」という言葉を聞いたことがある人は、少ないかもしれません。 しかしこの言葉は、「世界」を説明する上で欠かせない言葉です。 「創発」という概念を理解すると、「世界」の「本質」が見えてきます。 今回のお話は、知っておいて損はないお話です。 …

「流水」は、腐らず

あなたに質問です。 「世界」で「正しい」ものは、何ですか? 挙げられるだけ、挙げなさい。 もし「世界」の全てが、「正しくない」としたら、 私達は何を信じて生きていけばよいのか、わからなくなります。 「正しい」と信じるものを持たなければ、 悩みや…

「世界」は、「謎解き」?

私は、人間は以下の3つから構成されると考えています。 「本能・欲望(Gene)」 「心・自我(Self)」 「外部情報・価値観(Meme)」 (「本能・欲望(Gene)」と「外部情報・価値観(Meme)」について詳しくは、 過去ブログ「ジーン(Gene)とミーム(Meme…

カ〜ラ〜ス〜、なぜ鳴くの?

古い話で恐縮ですが、 昔「カ〜ラ〜ス〜、なぜ鳴くの?カラスの勝手でしょ〜♪」という、 志村けんさんのギャグがありました。 ユーチューブを観て頂くとわかりますが、 当時の子ども達から絶賛のギャグでした。 私も当時テレビの前で一緒に唄っていたのを思…

今、図鑑が進化している!

先日、実家で見られる鳥を調べるため、 図鑑を購入しました。 講談社の「DVD付 鳥 (講談社の動く図鑑MOVE)」という図鑑です。 これが本当によくできていて、感心しました。 まず付属のDVDが、とても興味深いのです。 60分以上のボリュームで、世界中の鳥…

増殖したがる「ミーム(Meme)」

このブログでの最近の話題は、「ミーム(Meme)」です。 「社会」や「文化」や人々の「価値観」を知る上で、 私は「ミーム(Meme)」をとても重要な切り口だと考えています。「ミーム(Meme)」とは、ウィキペディアによりますと以下の通りです。 ミーム(me…

「口裂け女」という「ミーム(Meme)」

「ミーム(Meme)」という観点でこの「世界」を眺めると、 面白い切り口がたくさん出てきます。 ちょうど、「ジーン(Gene)」という観点で「生命」を眺めると、 「なるほど!これなら筋が通る。」という納得感があるのと同様に、 「ミーム(Meme)」につい…

ジーン(Gene)とミーム(Meme)−あり続けるもの−

万物は流転(るてん)します。 ですから、全てのものはいつか消え去り、そして新しいものが生まれる。 それが、この世界の定めです。 量子力学によれば、世界を構成する最小単位である素粒子ですら、 何もない真空から生まれたり、反物質とぶつかって消滅す…

ミーム(Meme)−社会の本質−

昨日は、ジーン(Gene)のお話をしました。 ジーン(Gene)とは、「生命」の本能や体を形成する「遺伝子」のことです。 私はその「遺伝子」の「本質」を理解する理論として、 リチャード・ドーキンス博士の「利己的遺伝子」という、 とても興味深い考え方を…

ジーン(Gene)−生命の本質の半分−

私は「本質」が大好きです。 「本質」を押さえれば、戦略や戦術を立てることが可能となります。 ですので「人生」を生きる上で、「本質」を理解することは非常に重要なのです。 私は、まだまだその境地に達していませんが、 「人生」や「世界」の「本質」を…

「情報生活」のススメ

私の脳は、常に「知的欲求」を抱えています。 気になったことは、すぐに調べたいのです。 私は「物欲」はそんなにありませんが、「情報欲」をすさまじく持っています。 そういう「情報欲」旺盛な人間にとって、ITが発達した今の世の中は天国です。 「物」…

600日目のブログ

このブログが、通算600日目のブログとなります。 本日の描きたい内容は、人間関係について現時点の私自身の考察です。 ところで、私の実家は埼玉にあります。 駅から20分ほど歩く、ちょっとした郊外です。 実家には小さな庭があって、小鳥に餌付けをしていま…

朝日に「幸せ」を観た

前々回のブログでも描きましたが、私は最近「日の出前」に目を覚ましています。 そして「日の出」と共に散歩をすることが、習慣になりつつあるのです。 散歩していると、よくブログネタを思いつくので、 その都度立ち止まってスマホにメモをします。 そうい…

外来種の「雑草」から経営のヒントを見出す

私は「雑草」が好きです。 自身の「強み」を活かした逞しいその「生命力」に、「美しさ」を感じます。 そもそも私達が、最も目にする身近な「生命」とは何でしょう? 散歩中の犬でしょうか? ハエやゴキブリでしょうか? スズメでしょうか?カラスでしょうか…

創造主は自分を超える者を創れるか

「遺伝的アルゴリズム」という、 パソコンを用いた「近似解」を探索する手法があります。 誤解を恐れず簡単に説明すると、 人間の頭脳では太刀打ちできない「問題」に対して、 コンピュータ上に疑似生命を創造し、 彼らの「進化」の結果に、その「解」の探索…

「Siri」と「中国語の部屋」

「Siri」を知っていますか?アップル社がアイフォン上で提供する、人と会話するソフトウェアです。 (公式ホームページはこちら) ウィキペディアには、こうあります。Siri(シリ)は、iOS向け秘書機能アプリケーションソフトウェア。 自然言語処理を用いて…

「友達」とは何か?

私には、ずっと「友達」がいませんでした。 ダラダラと絡むだけの「友達」には違和感を感じ、 「心」の中で「友達」と呼んでいる人はいなかったのです。 もちろんそんな心構えだから、相手の方から離れていきますが。 ブログではこんなに「優しさ」を標榜(…

「霧」の向こうに

私は「本質」が大好きです。 ずっとずっと、このブログでは、いやブログを描くずっと前から、「本質」を探していました。 高校時代は、昼休みをクラスで過ごすのでなく、 図書室に行って科学書を始めとした心理学・哲学・思想等の本を読んで過ごしたものです…

「量質転化」の法則

自転車の練習を積み重ねると、自転車に乗れるようになる。 勉強時間を積み重ねると、あるものを習得・理解できるようになる。 一人では会社は成り立たなくても、人数が集まれば会社機能を有するようになる。 これらのように、量を積み重ねると質的な変化がも…

「世界」の「理不尽」と「ストレス」と「共感」

私は、「生命」にとっての「世界」は「理不尽」であると考えています。 それは、「生命」が常に「ストレス」にさらされ続けていることからも明らか。 野生の動物は、常に捕食者(天敵)に襲われる恐怖と共に生きています。 それに比べて人の立ち位置は「安全…

サングラスを外してみる

私と縁のあった子どもで、 K君という男の子がいます。 4歳から6歳まで、彼との時間を過ごしました。 彼の母親はシングルマザー、そして境界性人格障害です。 リスカやOD(薬物の過剰摂取)をやっていました。 私は昔、mixiをやっていました。 そのmixiにコ…

「命」がそばにいるということ

私は、一人暮らしです。 だけど最近私の部屋には、 今二つの「命」の同居人がいます。 一つは、サボテン。 東急ハンズで買ってきました。 流しの上の日当たりのよいところに置いてあり、 いつも歯を磨くときは、 そのサボテンをじっと見つめます。 サボテン…

「人生」は「物語」を噛み締めると乙な味がする

「人生」は、選択の連続です。 今日は、お客様の所からの帰り道に、一つの選択肢がありました。 明日は名古屋への出張なのですが、家に帰るか、それとも実家に久しぶりに戻るか悩み、 実家に戻ることにしました。 本当は家に帰った方が翌日楽なのですが、 最…

「人生」とは「泡」のようなもの

「生命」がこの「世界」に誕生した時、最初「泡」のようなものでした。 正確に言うと、水の中の油膜のような球体。 原始の海には、油膜の「泡」が無数にありました。 多くの「泡」はすぐに消えましたが、 何かの拍子で構造のしっかりしたしばらく消えない「…

「箱」は「世界」を救う

昨日と今日、会社の研修で「箱セミナー」というものを受けました。 「箱セミナー」とは、 アマゾンビジネス書ランキング1位を記録している 『自分の小さな「箱」から脱出する方法(アービンジャーインスティチュート著)』 という人間関係のパターンを解明…

「ゼロ」であり「無限」であるという感覚

前回の記事では多くの閲覧やコメントを頂き、ありがとうございます。 頂いたコメントを受けて私が頂いた気づきの記事も、 今後たくさん描いていきたいと思っている次第です。 コメントに返事をしている際に、 全体として想起・連想されたことがありましたの…

お小遣いをフィリピンに寄付した6才の少年

心温まるニュースを見つけましたので、ご紹介します。 「すらるど」さんの記事の 「日本の子供がフィリピンのために自分のお小遣いを寄付してくれた…」から 引用させて頂いたニュースです。台風30号は、フィリピンに未曾有の理不尽を引き起こしました。 その…